「知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書) 矢部宏治 著」より
米軍のヘリが,オスプレイが,墜ちたり不時着を強行するたびに,しばらくは報道が騒いで一応は深刻ぶった「憂い顔のコメント」が流れるが,
いつのまにか,例によって例の如くの「忘れさせ作戦」が発動!?されて(忠犬の習性?)植民地の平穏が戻ってくる気がする。
治外法権なんてやられた日には,あるいは唯々諾々と不平等条約改定に進もうとすれば,
白刃が舞って外国人が斬殺され,大臣へ爆弾が投じられたりした誇り高かった日本だけども,
大東亜戦争(太平洋戦争)敗戦後,
足かけ7年の軍事占領が終わった後も,今日まで延々と継続されている「事実上の占領行政」によって,
国家の尊厳と名誉を護ることは忘却の彼方に押し流されて顧みられなくなっている。
アメリカのアスにキスする歴代アスキス政権の内実を,コバンザメ記者クラブが隠し続けて72年,
アメリカの心ある人士から「かつてのサムライの国がそこまで堕ちたか!」と軽蔑されていると思えば実に悔しい。
自らを進んで貶め強者に媚びて恥じない者は,真の尊敬を得ることは決してないのだから。