国会議員職の世襲化が当然のように進み,3世が4世が「襲名」というのが見慣れた光景になっている。
病気で倒れた,急死したというと,いつのまにやら息子が娘が従兄弟が嫁が,
「~の志を継がせてください!お願いします!このとおりです!」と,まなじりを決して出てきては続々と跡目相続を果たしていく。
公職選挙法のシステムでは,いわゆるジバン,カンバン,カバンの3拍子が揃わないと当選は非常に難しい。
その公職選挙法のおかげでバッジを着けて食べている者達が集まる国会で,
こんな奴らに血税が呑み込まれていいのだろうか?的な光景が延々と続けられていく。
ごく普通の庶民が立候補するのは,一般には仕事を辞めての立候補になることや(落選すれば仕事を失う)
選挙期間ではない常日頃の後援会活動に,事務所賃料や通信費,票目当てで入る各団体への入会費や年会費に懇親会費,
「後援会新聞」の印刷製本費,それを配ってもらう人件費(お茶とお弁当代など),宣伝カーの維持費とガソリン代,ホームページのメンテ代などなど・・・
県議でも1500万円から2000万円,国会議員なら4,5000万円ほどは一年間でかかってしまうから到底無理だ。
「跡目相続権」が無い者は,労組や宗教団体等から出るのでなければアウトだ。
これには異論もあるが,立候補に関する基本的な素養試験も無いだけに,オツムの程度が小学生並では?と疑われるようなのも多数輩出してしまうことにもなっている。
まあ,下半身だけはじゅうぶんな「素養」を備えているとしても!?
過労死をあげつらいながら自らの過労死はシレッと隠ぺいしていた反社特殊法人NHKと同じで,政界に自浄能力を期待する方が無駄なのかもしれないが,
クーデターなどの暴力ではない浄化方法がないものだろうか?と考えることがある。