東日本を襲った大震災は、神戸震災にもまして日本国の弱点を露呈した。
大災厄時にもかかわらず、相互扶助のために随所で発揮されたという被災者同士の謙譲の美徳に、諸外国が驚嘆し瞠目したという報道には嬉しさを覚えたが、一方で、混乱に乗じた強姦やATMからの強奪、商店からの窃盗なども頻発した。
後者の報道は、神戸震災時と同様に実に少なく、いわゆる『美談』を探してきては、お涙頂戴的に垂れ流したり、悲嘆にくれる被災者にカメラとマイクを突きつける不作法でしつこい取材ぶりも相変わらず目立った。
時事通信社が報じたような、定年まで残り僅かでありながら、尊い決心で要請に応じて難に赴く地方の電力マンの高貴さを伝えた秀逸な報道も一部で観られたのは救いだったが。
ビート たけしが、災厄に便乗して欲望を満たす犯罪者達に激しく不快感を示して「射殺すべきだ」と憤ったことが広範な支持を得たように、本来ならば『保安部隊』が展開して凶悪犯は見せしめに即刻射殺するといった戒厳令的強硬さを示して被災民保護に当たるべきなのである。
総じて、指揮の一元化や強力な権限集中による迅速な統制も全く不足しており、アメリカの緊急事態管理庁を例に引くまでもなく、古代ローマの「独裁官制度」を範とする現代版委任独裁のシステムを平時より構築しておくべき必要性が浮き彫りになった。
決定的だったのは、最も危険な現場に投入された自衛官の、やむにやまれぬ訴えにあったように(ネットへの投稿を産経新聞が掲載)部下を死地に向かわせる最高責任者たる総理大臣に、陣頭指揮の気概も覚悟も責任感も皆無で、ヒステリーを起こしては右往左往しつつ、くだらないパフォーマンスに浮き身をやつす無能しか持ち合わせないことを世界に見られたことである。
原子炉上空の放水飛行から帰還したヘリのクルーへ防衛大臣はねぎらいの言葉ひとつかけなかった。
自らのみは安全地帯へ身を置いて掛け声だけは勇ましいようでは世界の物笑いだし、何よりも命を賭けて任に赴く者達へ失礼である。
その職責に耐え得ない小心で卑劣な者達が要職にあるという恥を日本国はまた大々的に世界にさらしてしまった。
また、中露韓などの、これまで膨大な血税を盗人に追銭的にくれてやった、拉致への関与や領土資源の簒奪を考慮すれば紛れもない敵性国家達が「日本に援助」などとはおこがましい限りで、その意図を見極め厳正に対処しなければならない。
そういった観点が封印されたマスコミの報道には常の如く疑いの目をしっかりと向け、この「援助」がいつのまにか、強奪された領土と資源、そして拉致された国民の代償とされないように監視しなければならない。
胸傷む多大な犠牲を払った今回の大震災だが、ぜがひでも今後の危機管理へと教訓を生かすべきである。
原発政策は見直しと縮小を余儀なくされ、独立への第一歩である核武装も困難を増そうが、何よりも地球上の冷厳な現実に立脚した安全保障政策が推進されるよう、口先ばかりでなく文字どおり身命を抛って英断が下せる指導者を擁立する決意を、万難を排して国民はしなければならない。
*オピニオン誌 「日本主義」 時評コラム「エトスとしての隷従」収録分
大災厄時にもかかわらず、相互扶助のために随所で発揮されたという被災者同士の謙譲の美徳に、諸外国が驚嘆し瞠目したという報道には嬉しさを覚えたが、一方で、混乱に乗じた強姦やATMからの強奪、商店からの窃盗なども頻発した。
後者の報道は、神戸震災時と同様に実に少なく、いわゆる『美談』を探してきては、お涙頂戴的に垂れ流したり、悲嘆にくれる被災者にカメラとマイクを突きつける不作法でしつこい取材ぶりも相変わらず目立った。
時事通信社が報じたような、定年まで残り僅かでありながら、尊い決心で要請に応じて難に赴く地方の電力マンの高貴さを伝えた秀逸な報道も一部で観られたのは救いだったが。
ビート たけしが、災厄に便乗して欲望を満たす犯罪者達に激しく不快感を示して「射殺すべきだ」と憤ったことが広範な支持を得たように、本来ならば『保安部隊』が展開して凶悪犯は見せしめに即刻射殺するといった戒厳令的強硬さを示して被災民保護に当たるべきなのである。
総じて、指揮の一元化や強力な権限集中による迅速な統制も全く不足しており、アメリカの緊急事態管理庁を例に引くまでもなく、古代ローマの「独裁官制度」を範とする現代版委任独裁のシステムを平時より構築しておくべき必要性が浮き彫りになった。
決定的だったのは、最も危険な現場に投入された自衛官の、やむにやまれぬ訴えにあったように(ネットへの投稿を産経新聞が掲載)部下を死地に向かわせる最高責任者たる総理大臣に、陣頭指揮の気概も覚悟も責任感も皆無で、ヒステリーを起こしては右往左往しつつ、くだらないパフォーマンスに浮き身をやつす無能しか持ち合わせないことを世界に見られたことである。
原子炉上空の放水飛行から帰還したヘリのクルーへ防衛大臣はねぎらいの言葉ひとつかけなかった。
自らのみは安全地帯へ身を置いて掛け声だけは勇ましいようでは世界の物笑いだし、何よりも命を賭けて任に赴く者達へ失礼である。
その職責に耐え得ない小心で卑劣な者達が要職にあるという恥を日本国はまた大々的に世界にさらしてしまった。
また、中露韓などの、これまで膨大な血税を盗人に追銭的にくれてやった、拉致への関与や領土資源の簒奪を考慮すれば紛れもない敵性国家達が「日本に援助」などとはおこがましい限りで、その意図を見極め厳正に対処しなければならない。
そういった観点が封印されたマスコミの報道には常の如く疑いの目をしっかりと向け、この「援助」がいつのまにか、強奪された領土と資源、そして拉致された国民の代償とされないように監視しなければならない。
胸傷む多大な犠牲を払った今回の大震災だが、ぜがひでも今後の危機管理へと教訓を生かすべきである。
原発政策は見直しと縮小を余儀なくされ、独立への第一歩である核武装も困難を増そうが、何よりも地球上の冷厳な現実に立脚した安全保障政策が推進されるよう、口先ばかりでなく文字どおり身命を抛って英断が下せる指導者を擁立する決意を、万難を排して国民はしなければならない。
*オピニオン誌 「日本主義」 時評コラム「エトスとしての隷従」収録分