いつも昼下りになると、教員達のゴルフ練習が始まった。


ともかく短縮授業ばかりで、生み出した時間はゴルフを心ゆくまでというわけだった。


言い訳は「体育の中にゴルフがあるから」で


生徒は早々と帰してしまって自分たちは離島勤務の憂さ晴らしと健康管理にいそし


んだということだ。


民間は秒あたり分あたりの「単価」を意識しつつ利益を上げようと働くわけだが


血税で養われる泥棒集団にとってはそんな苦境はどこ吹く風で


腕前は上がる一方だった。


黙認する校長も結局は日教組と波風を立てて県教委に睨まれるのを嫌い


かくして血税はドブに捨てられ生徒は見捨てられて、果たすべき責務は


ほとんど放置されたままとなるのだった。


長く政権を握った自民党は日教組との妥協を重ねたが、それは国民の血税を


無駄に費やし、保守を標榜しながら反日に手を貸す歴史だったのだ。