これは今日に至るまで嫌と言うほど経験させられてきたことだが


幾度も職を変えながら世の中を渡ってくると


新しい職場に移るたびに根掘り葉掘り「過去のこと」を聞かれるものだ



 特に、昭和の終わりに心ならずも身を置くことになった


猖獗を極める反日売国集団の日教組が支配する公立学校では


陸上自衛隊の幹部出身の若者ということで注目度はいやがうえにも


高まっていた。



 当時は、半年間は試用期間ということに一応はなっていたため


分会(日教組の職場での単位)も露骨には敵対感情を示さず


様子を見ながらチャンスがあれば加入させようといった態度だった。



 ひとの給料内訳を覗き込んでは(あまりの安さに?)ことさらに


同情顔を作ったり



 本当は興味もないくせに、食事内容を気遣う素振りを見せながら


猫なで声を出す教育労働者達が入れ替わり立ち替わり事務室へ


入ってくる日々が続いた。



 ほんの申し訳程度に組まれた初任者研修を終える頃に見えてきたのは


公立学校に配置された行政職というのは、つまりは税金泥棒達の給餌係


だという事実だった。



 給料諸手当といった形で日本を腐らせる国賊共に血税を支給する。



 それは、怠け者で売国奴のくせに欲だけは深いという人間の屑に


まともに働く人々が懸命に払った税金をしこたまくれてやるという


虚しい営為だった。