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メモラビリア輸入専門店 メモリアルフィールド 店長日記

MLB日本人プレーヤーを中心に直筆サイングッズ・実使用品をお取り寄せ、販売しております。

先日、ライアン・ジマーマンの実使用ジャージの発注があり、仕入れて販売しました。

そこで、ライアン・ジマーマン選手(ワシントン・ナショナルズ)について少し紹介したいと思います。

ライアン・ウォレス・ジマーマン(Ryan Wallace Zimmerman)

ノースカロライナ州ワシントン出身。
バージニア大学から2005年ナショナルズからドラフト1巡目(全体4位)の指名を受け入団。
契約金は球団史上最高の297万5000ドル。
マイナーリーグで活躍後、2005年9月1日にメージャーデビューを果たす。
20試合の出場ながら3割9分7厘と高打率を残し、正三塁手として定着(それまで正三塁手だったビニー・カスティーヤはサンディエゴ・パドレスへ放出された)。

2006年は20本塁打(球団新人記録)、110打点(チーム最多)をマーク。
2007年も20本塁打以上を放ち、安定した守備もみせ、ナショナルズの正三塁手として定着した。
ゴールドグラブ賞1度、シルバースラッガー賞2度、フィールディング・バイブル賞1度、ルー・ゲーリック賞1度それぞれ受賞。オールスター選出1度。

以上、ナショナルズでは押しも押されぬスター選手として活躍中です。
そのジマーマン選手が今年、ナショナルズ・パークでのホーム開幕戦(対アトランタ・ブレーブス)で着用したジャージを入荷しました。
この日は1-2で試合には敗れましたが、ジマーマンは5番サードで先発出場。
6回裏にこの日チーム唯一の得点となるセンターへの犠牲フライを放ちました。
今年も主砲としての活躍が期待されます。

ジャージが入荷
ジャージが入荷しました!
中を開くとUPSの箱に収納されておりました
中を開けるとUPSの箱に収納されておりました。
裏側。状態良好ですが、当然使用感もあります。
裏側。状態良好ですが、当然使用感もあります。
表側
表側。
6回裏、打席に立つジマーマン。
6回裏、今回入荷したジャージを着て打席に立つジマーマン。この直後に同点に追いつく犠飛を放ちました。

スポーツメモラビリア専門店 メモリアルフィールド

現在では、アメリカだけではなく世界中、もちろん日本中でも熱狂的なファンが多数いるmlb(メジャーリーグベースボール)。
元々は、アメリカから始まったと言われているメジャーリーグですが、どのような歴史をたどって現在のような人気スポーツとなっているのか興味がある方も多いと思います。
そこで、メジャーリーグの歴史について少しご説明させていただきます。

【野球の発祥】
1846年に、ニューヨークのハドソン川の対岸にあるエリジアン・フィールドで野球が誕生しました。アレキサンダー・カートライトという青年が野球のルールを作ったと言われています。そして、1869年に世界初のプロスポーツチームである「シンシナティ・レッドストッキングス」が誕生します。チームは全米各地に遠征に行き野球を広めました。そして次第に、各地でプロ球団が作られていくようになります。

メジャーリーグが発足したのが1876年です。アメリカの南北戦争が1865年に終焉していますので、戦争の過酷な環境下だったからこそ、人々の間でささやかな娯楽として広まっていったのではないでしょうか。誕生以来順調に動員数を増やしていたのですが、

第二次世界大戦によって選手たちが続々と戦場に駆り出されて行きました。選手不足の為に存続も危うくなったメジャーリーグですが、終戦後再び動員数を伸ばして、黒人選手の活躍など様々な問題を解決していきながら現在でも絶大な人気を誇っているプロリーグとなっています。

簡単に説明しましたが、もっと奥深い歴史がメジャーリーグには隠されているのです。現在メジャーリーグ観戦を楽しんでいる方々も歴史を知ることで、よりいっそうメジャーリーグを好きになることができるのではないでしょうか。

弊社では、そんなメジャーリーグ好きの為の通販ショップを運営しています。
イチローなどメジャーで活躍している日本人選手のmlbグッズや、世界で有名なメジャーリーガーのサイン入りmlbグッズ、選手が実際に使用していたレアものなど、幅広く取り揃えています。
mlbグッズを手に入れたいのならぜひご利用ください。

スポーツメモラビリア専門店 メモリアルフィールド
メジャーリーグはアメリカやカナダの球団で編成されているプロ野球リーグを指します。日本人でも活躍している選手が多く、ほとんどの方は知っていることでしょう。
野球をしている方はメジャーリーグで活躍するのが夢という方もいます。野球をしていなくても、魅力あるプレーをされている選手・チームのファンもいるかと思います。
ファンの方はメジャーリーグのグッズを所有したいのではないでしょうか。グッズを所有することで、応援する気持ちも高まります。
そこでこちらではメジャーリーグ関連グッズを一部ご紹介したいと思います。

・ユニフォーム(ジャージ)
ユニフォームは飾ってもよし、身につけてもよしのアイテムかと思います。
1チームにホーム、アウェイ、クラシックなどさまざまなタイプのユニフォームがあり、集め甲斐があります。飾る場合は額装するのがほとんどです。身につける場合Tシャツを中に着たり、ボトムを変える、色組み合わせを考えることでさまざまなコーディネートができます。


・キャップ
こちらもユニフォームと同じく飾ってもいいですし、身につけてもいいアイテムといえます。メジャーリーグのキャップはファッションアイテムとして通用するほどカッコいいデザイン、色使いのものが多いです。キャップだけなら、試合だけでなく普段着としてもかぶることができます。

・ボール
選手の実使用品やサイン入りのボールであればファンにとって大事なグッズになるかと思います。こちらは使うより飾った方が劣化も少ないでしょう。手に触れたり、泥が付いてしまうと価値も下がってしまうかと思います。



・スマートフォンケース
スマートフォンは毎日持ち歩くアイテムのため、好きなチームのスマートフォンケースを使用すればいつでも身近に感じることができます。ユニフォームやキャップなどは高くて購入できないという方でも、スマートフォンケースなら購入しやすいかと思います。



他にもメジャーリーググッズにはバットやバッグ、スパイクやTシャツ、ピンバッチなどさまざまな種類があります。集めるのが好きな方はコレクションするとよいでしょう。

当ネットショップではメジャーリーグで活躍中の日本人選手、イチローをはじめとしたさまざまな有名選手のサイン入りグッズや使用済み用品を取り扱っております。アメリカの専門業者から直接買い付けているためリーズナブルな価格で購入していただけます。メジャーリーグファンの方はぜひ当ネットショップをご利用ください。

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昨シーズン、史上最高のクローザーといわれたヤンキースのマリアーノ・リベラ投手が引退いたしました。

現在、当店ではマリアーノ・リベラフェアを開催しております。
これに伴いまして、お問合せも増えてきております。
いつもありがとうございます。

しかし、昨日の午前10時頃にリベラのジャージのサイズ等についてお問合せいただいた方、返信がエラーメッセージとなり戻ってきてしまいます。恐れ入りますが、できればPCにて再度メールを送っていただければと思います。

今後とも当店をよろしくお願いいたします。

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2013年12月3日、大阪市のボディメーカーコロシアムで行われたプロボクシングWBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦がIBF王座の移動について物議を醸しています。

今回の争点は計量超過で失格となったソリス選手に亀田大毅選手が敗れたにも関わらず事前の報道とは違い(亀田敗戦ならIBF王座は空位)亀田選手の王座保持になったということが日本ボクシングコミッション(JBC)の見解と違うということのようです。

ただ、従来の亀田3兄弟問題と同じく感情論が先行することが多いので、少し問題を整理してみたいと思いました。

そもそも今回問題となっているIBF王座のことですが、負けた亀田選手がなぜ王座を保持しているのかという点が世論の疑問を払拭できていない気がします。

このボクシングのタイトルですが、今回、WBAとIBFの「王座統一戦」と銘打っているところに混乱のひとつがあるのではないでしょうか。今までWBAとWBCの主要2団体の試合しか行われてこなかった日本国内では複数団体の統一戦は稀でした。

単一団体であれば王者1人と挑戦者1人の争いですから、シンプルですが、今回は王者対王者です。

では、このタイトル戦がどういった構造であるかを考えてみますと…

WBA王者のソリス選手にWBAタイトルがない亀田選手が対戦するわけですから

王者:ソリス vs 挑戦者:亀田

IBF王座は逆に亀田選手が王者でソリス選手にIBFタイトルがないので

王者:亀田 vs 挑戦者:ソリス

となるわけです。

そして、今回の混乱をもたらしているもうひとつの要因であるソリス選手の計量超過による失格ですが、王者が計量失敗などによる失格となった時点でタイトルは剥奪されますので、試合が始まった時点でWBA王座は既に空位となっていたわけです。

この場合、挑戦者である亀田選手は計量パスしていますから挑戦権はあるわけで、結果、亀田選手が勝てばタイトル獲得ですがソリス選手は勝っても既に違反により王座陥落しているわけですからWBAタイトルは空位となります。これだけであれば、今回の試合はソリス選手勝利によるWBAタイトルの空位で何も問題はないですね。

そして、問題のIBFタイトルです。今回は王者の亀田選手にソリス選手が挑戦したので、要は挑戦者が計量失格になった場合のタイトルの扱いをどうするのかに最大の難点がありました。

私が見てきた限りでは挑戦者が失格となった場合、勝っても「失格」ですから挑戦者はタイトル獲得はできません。かといって、計量規定を守ったチャンピオンが違反した挑戦者に負けたからタイトル陥落というのでは、体重による厳正な管理の下で行われるボクシングというスポーツの公平性が失われますし、これでは階級別に分けているの意味がなくなります。ですので、IBFタイトル戦については、ノンタイトル戦とすべきだったのです。

ノンタイトル戦(タイトルが賭かからない試合)であれば、チャンピオンが負けてもタイトルの移動はありません。

ここに今回の最大の問題があり、ソリス失格時点でタイトル移動がなくなった試合をIBF側が「タイトルマッチ」としたことがそもそもの間違いと考えられます。

今回、この王座の扱いについて「知っていたかどうか」で、なぜかJBCと亀田側の法廷闘争にまで発展しそうな「内戦」の様相を呈していますが、IBF王座を亀田プロモーションが管理しているわけではないので、やや的外れな争いという感が拭えません。

本来であれば、ノンタイトル戦とすべきところをタイトル戦のままにしたというIBFの運営上の「怠慢」が原因ですので、訴えるのであればJBCはIBFを訴えるべきと個人的には感じますが、事実上そのようなわけにもいかないでしょう。

WBA・WBCに加えて今年からせっかくWBOとIBFが日本国内に加わって日本ボクシング界活性化への期待が高まる中、このような水を差すような問題が起こったことは残念でなりませんが、これが尾を引くことなく、広く日本国内のボクシング興業が盛り上がることを願って止みません。

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先日、取引先のスタイナースポーツ社よりイチロー実使用品入荷の連絡がありました。
商品はトップページにも掲載しておりますが、以下になります。

① 2013年9月22日リベラ引退セレモニーと直後のジャイアンツ戦で着用されたピンストライプジャージ(リベラのリタイアメントパッチ付)。
MLB証明番号 EK810273

② 2013年9月8日レッドソックス戦で着用されたピンストライプジャージ。この日のヤンキースはイチローの5打数2安打の活躍もあって4対3でサヨナラ勝ちをしております。サヨナラホームを踏んだのもイチローです。
MLB証明番号 EK809076

③ 2013年5月5日アスレチックス戦実使用サインボール

④ 2013年4月27日ブルージェイズ戦実使用サインボール

なお、商品画像は、スタイナー社の並行販売品のため掲載することはできませんが、ジャージにつきましてはイチロー着用時の画像を掲載いたしましたので、ご参考にして下さい。

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サヨナラ勝ちを決め、ソリアーノと喜ぶイチロー


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リベラ引退セレモニーにて拍手をするイチロー

そして価格ですが、以下とさせていただきます(値引き交渉には応じます)。

① 1,680,000円
② 1,190,000円
③・④ 178,000円

また、並行輸入品のため予告なく品切れとなってしまうことがありますので、ご了承ください。

今後とも当店をよろしくお願い致します。

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先日、ヤンキースの守護神、マリアーノ・リベラ投手の引退セレモニーがヤンキースタジアムで行われました。松井秀喜氏を含むかつてと現在のチームメートにトーリ前監督も駆けつけ、主役のリベラも感無量。感動的セレモニーであったようです。

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昨季から今季にかけて松井に加えヤンキースの黄金時代を支えてきた名選手がまたグラウンドを去りました。スポーツ選手とて年齢とともに体力やスキルも下降気味になってくるのは必然的ですから、引退もやむなしですが、個人的には寂しさは拭えません。長年ヤンキース一筋のクローザーに心からの拍手を送りたい気分で一杯です。

リベラと言えば背番号「42」。
言わずと知れたあのジャッキー・ロビンソンの永久欠番です。リベラの引退で42番をつけた選手はいなくなり、文字通りの永久欠番となりました。これからジャッキーロビンソンデーを迎えて選手が42番をつけてプレーする度、当然ロビンソンに思いを馳せるメモリアルデーですが、同時にリベラのことを思い出すファンも多くなるのではないかと思います。

そのセレモニー参加した松井秀喜のサイン入りピンストライプジャージをアップしました。MLBホログラム付でサインも丁寧。松井本人の引退により、今後松井商品はますます入手困難が予想されるため、この機会に皆様の貴重なコレクションに加えてみてはいかがでしょうか?

商品はこちら

今後とも当店をよろしくお願い致します。

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最近、「サイングッズを買い取って欲しい」というお問合せが大変多く寄せられております。
当店は基本的に個人のお客様からの買い取りはしておりませんが、商品によっては関連あるディーラーやコレクターへの仲介をすることはあります。

もし、買取希望の方がいらっしゃいましたら、商品と鑑定書(証明書)の画像および入手経路等を明記してご連絡ください。

今後とも当店をよろしくお願い致します。

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“人類最速”初めて100マイル(約161㌔)を超えたとして「ザ・エキスプレス」の異名でMLBを湧かせたのが、リン・ノーラン・ライアン投手です。$メモラビリア輸入専門店 メモリアルフィールド 店長日記

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足を高くあげる独特のフォームから繰り出す剛球は多くのファンを魅了しました。
7回のノーヒット・ノーランや年間最多奪三振は11回を数えます。
通算5714奪三振はMLB歴代1位で未だ破られていません。
ただ、プロ入り当初からライアンは球は速いが制球難が課題で「三振か四球」はまさに彼の代名詞となっていました。
その結果、通算2795与四球や通算277暴投数も歴代1位とある意味“激しい”現役生活と言えるかもしれません。そのような中で27年という長い現役生活を46歳まで送ったことはまさに賞賛に値します。

引退後、ライアンは「今度野球選手になったら技巧派投手がいい」と語ったと云われています。より速く投げられるよう日夜努力している選手にとっては“贅沢な”望みに聞こえるかもしれませんが、速球派としての栄光も悲運も経験しているライアン投手ならではのコメントと感じます。

今はレンジャースの球団社長としてビジネスマンとして敏腕をふるっております。
その活躍ぶりもまさに“エキスプレス”

そんな印象を強烈に感じるメジャーリーガーです。

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今年も高校球児の熱い夏が始まりました。
私の地元・北海道でも6月22日から南北海道函館支部予選を皮切りに熱戦が繰り広げられております。毎年、3年生は「最後の夏」。高校3年間の全てを出し切って欲しいと願う今日この頃です。

しかし、少子化の煽りを受けて高校入学者は減少の一途を辿る中、高校の閉校・統廃合は後を絶ちません。野球に限らずチームスポーツクラブ活動の部員不足は深刻さを増しています。

そんな中、北海道では来年閉校のため今年を最後に高校球界から姿を消す高校は複数ありますが、その中でも最も注目を集めているチームがあります。

それは、駒大岩見沢高校

同校は東京オリンピックに湧く1964(昭和39)年に開校。
当時、国のエネルギー政策の中心であった石炭採掘のための炭田地帯であった空知地方唯一の私立高校として岩見沢市が誘致しました。野球部も開校と同時に発足しています。

1978年に同校OBの佐々木啓司監督が就任してからメキメキと力をつけ、1982年秋季北海道大会初優勝。翌1983年、春の甲子園初出場を果たしました。中でも1993年春の甲子園では初の4強入り。強力打線を武器に「ヒグマ打線」の異名をとり、春8回、夏4回の甲子園出場を誇る北海道では押しも押されぬ名門となりました。主な野球部のOBに本間満(元ソフトバンク)、佐藤誠(元巨人、ソフトバンク)、古谷拓哉(現千葉ロッテ)、長野オリンピックのスケルトン日本代表の稲田勝。

そんな名門校も少子化の波には勝てず、平成22年に平成23年を最後に生徒募集停止を決定しました。そして最後の3年生15選手の夏が開幕しました。春季北海道大会では北北海道勢で唯一4強入りしたことで、優勝候補にも挙げられています。

6月25日の初戦の相手は滝川工業高校。会場の地元・岩見沢市営球場の観客は誰しも駒大岩見沢の初戦快勝を予想していたと思いますが、試合は予想以上に苦しい展開となりました。6回表裏に両チームとも2点ずつを取り合い、その後は無得点で試合は延長戦へ。そして、迎えた延長13回表、滝川工が2点を挙げ、駒大岩見沢は初戦敗退の危機に陥ります。ところが、最終13回裏、1死満塁とし、相手の失策で同点。さらに代打・江藤の中前打で逆転サヨナラ。薄氷を踏む初戦突破となりました。

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延長13回裏、サヨナラ安打の江藤(背番号14)と喜ぶ駒大岩見沢ナイン(写真は転載)

まずは、名門校として最後の夏に地元の注目を浴びるプレッシャーの中で土壇場で逆転した見事な初戦の勝利に心からエールを送りたいと思います。今後、どこまで行けるか、学校最後の夏に甲子園出場を果たせるか、さらに世間の注目は集まると思いますが、選手達には悔いのないようのびのびとプレーして欲しいです。

それにしても、高校球界にこれだけ名を馳せた駒大岩見沢が閉校に追い込まれるとは思ってもみませんでした。地元岩見沢の市民団体は学校存続の署名活動まで行ったようですが、それも叶いませんでした。一部には駒沢大学に批判の声もありますが、法人として経営を続けていく以上、歯止めのきかない生徒数の激減は何ともし難い問題かもしれません。以下の生徒募集停止のお知らせに、その無念さと苦渋の決断が伝わってまいります。

駒澤大学附属岩見沢高等学校の生徒募集停止のお知らせ

駒澤大学附属岩見沢高等学校は、平成 23 年度の生徒募集を最終とし、その後の生徒募集を停止することといたしました。

附属岩見沢高等学校は、地元岩見沢市と北海道における曹洞宗宗門関係者の篤い支援のもとに設立され、昭和 39 年 4 月に 410 人の第 1 回入学生を迎えました。その後、国のエネルギー政策の転換に伴う空知地区の炭鉱閉山により、人口が大幅に流出し、入学者の急激な減少に見舞われるなど危機的な状況を経験しながらも、46 年の長きにわたり空知地区における唯一の私立高等学校として、この地における高校教育の一翼を担ってまいりました。現在まで、本校が送り出した卒業生は、8,400 人を超えております。

しかしながら、このところの地域中学校卒業者の長期にわたる減少は、炭鉱閉山時の経験をはるかに超えており、生徒募集に深刻な影響をもたらしています。本校といたしましては、入学者の確保につき様々な施策を講じてまいりましたが、入学者の減少を止めるには至りませんでした。加えて、築 46 年になる校舎の老朽化が進んでおり、大規模な改修を施しても目指す教育の実現には十分でなく、現有施設の継続的使用は困難になっています。

平成 26 年度には開校50 周年を迎えることもあり、校舎の建替えを検討してまいりましたが、今後のさらなる地域中学校の卒業者の減少、それに伴う入学者の減少を予想いたしますと、将来にわたり安定した教育活動を継続することは著しく困難であると判断せざるをえません。

教育活動につきましては、在校生はもちろん、平成 23 年度入学生が卒業するまで、課外活動および卒業後の進路(進学・就職)の支援を含め、これまで通り万全を期して臨んでまいります。在校生・保護者・卒業生・宗門関係者、北海道および岩見沢市を含む空知地区並びに学校関係者の皆様には、これまでのご厚情に心から御礼を申し上げますとともに、このような決定に至りましたことを深くお詫び申し上げます。

関係者の皆様には、生徒募集停止に至った事情をご賢察いただき、ご理解を賜りたく切にお願い申し上げます。

なお、学校法人駒澤大学といたしましては、苫小牧市にある附属苫小牧高等学校において、北海道における駒澤大学の附属校教育の責務を今後とも担ってまいりますので、変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。

平成22年10月8日

学校法人駒澤大学 理事長 佐々木 孝一

駒澤大学附属岩見沢高等学校 校 長 大 津 百 年


北海道に限ったことではありませんが、北海道内でもこの空知地方は炭鉱時代の栄華を極めた時代があったゆえに、炭鉱閉山後の人口減少は急速に進みました。結果、多くの学校で統廃合が相次いでいますが、その中にはスポーツで栄光をおさめた学校も少なくありません。主な例として…

砂川北高校(2004年に砂川南高校と統合して砂川高校となり、閉校。)
甲子園には春1度、夏2度の出場。甲子園通算成績は1勝3敗。その他、北北海道大会3度の決勝進出。プロ野球輩出選手に西島貴之(元ダイエー)、関吉雅人(元オリックス)、杉山俊介(元横浜→ダイエー→ロッテ)がいます。

妹背牛商業高校(2009年閉校)
女子バレーボールの名門。名伯楽の吉野監督の下、1978年に春高バレー全国優勝。その他、春高バレー全国大会出場12回、高校総体全国大会出場23回、国体全国準優勝2回の実績を誇りますが、地元・妹背牛町の過疎化が進み、生徒数減少にて2007年に募集停止。存続の署名活動や町立化も検討されましたが、町の財政難や入学者の増加が見込めないため存続断念されました。主なOBに女子バレー元全日本主将の吉原知子。

名門校ではなくても、町から学校がなくなるのは寂しいものです。北海道の田舎道を走ると、あちらこちらに廃校となった校舎が点在しております。中には町の事業誘致活動等で再利用されている校舎もありますが、ほとんどは廃墟と化してひっそりとしています。これも時代の流れなのでしょうか。

駒大岩見沢には最後の力を振り絞って有終の美を飾ってもらいたいです。頑張れ!道民球児達!!

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