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南極の氷 音に驚き

中津・三保小

自衛隊大分地方協力本部(大分市)は8日、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が持ち帰った南極の氷を、中津市の三保小(田中恵子校長、102人)にプレゼントした。

自衛隊の活動を理解してもらおうと、2004年から県内の小学校に贈っている。昭和基地近くの氷山から取ったもので、幅26センチ、高さ、奥行きとも18センチ。重さは約15キロ。

同本部募集課の加藤晴信さんが、体育館に集まった全児童に氷を見せながら「南極の氷が全部溶けると世界中が大変なことになる。温暖化防止のため、環境のことを考えて行動しましょう」と呼びかけた。

子どもたちは、砕いた南極の氷と水を入れたコップを耳に当て、「パチパチと音がする」と驚いていた。

加藤さんから「南極の氷は数万年前に雪が固まった際、中に空気が入ったままなので白い。音がするのは、溶ける時、空気がはじけるため」との説明を受け、納得していた。

出典:読売新聞

遺伝子組み換え技術解説  16日 埼玉大で市民講座

埼玉大学と読売新聞さいたま支局が共催する連続市民講座「埼玉学のすすめpart2―世界がわかる、人間がわかる」の第7回講座が16日、さいたま市桜区の同大学で開かれる。

大学院理工学研究科の川合真紀准教授(43)=写真=が「環境問題にバイオテクノロジーで迫る」をテーマに、植物の遺伝子組み換え技術について解説する。

川合准教授の専門は植物分子生物学。植物を遺伝子レベルで分析し、環境適応能力を高める研究などに取り組んでいる。

講義では、遺伝子組み換え技術で作られた腐りにくいトマト、害虫を殺すトウモロコシ、除草剤に耐性を持つ大豆などを紹介。さらに、▽植物の光合成能力を引き上げて地球温暖化の原因となる二酸化炭素を大量に吸収させる▽土壌の放射性物質を植物で取り除く――といった、遺伝子組み換え技術の環境問題への応用についても分かりやすく説明する。

日本では遺伝子組み換え作物の栽培は厳しく規制されている。一方で、「青いバラ」など同じ技術で生み出された植物が販売され、生活に身近な存在にもなりつつある。こうした日本の状況についても触れる。川合准教授は、「日本ではまだまだ遺伝子組み換え技術へのなじみが薄い。自然の中で交配を重ねてきた従来の農法ではなく、なぜ遺伝子組み換えなのかという点も含め、踏み込んで話をしたい」と意欲を示している。


講座は埼玉大全学講義棟1号館301講義室で午後2時~3時40分。参加無料で事前の申し込みは不要。同大はバスでJR北浦和駅から15分、南与野駅から10分。

出典:読売新聞

太陽光発電+省エネ設備 設置企業に県補助金

岡山県は、二酸化炭素などの排出削減に向け、太陽光発電と省エネルギー設備を同時に設置する県内企業に対して補助金を交付することを決め、25日から募集する。

対象は、県内の店舗、事務所、倉庫などで5キロ・ワット以上の太陽光発電システムと省エネ設備を併設する事業者。太陽光発電は上限が400万円で経費の5分の1以内または、1キロ・ワットあたり20万円のいずれか低い額を補助。LED照明や省エネの冷暖房機器などは経費の3分の1以内で、上限を100万円とする。

国の「地域グリーンニューディール基金」を活用した事業で、補助金申請額が4500万円を超えた場合は、応募者全員を対象に抽選。ホームページ(http://www.pref.okayama.jp/soshiki/kakuka.html?sec_sec1=28)にある「要望調書」に記入した上、県地球温暖化対策室(〒700の8570 岡山市北区内山下2の4の6)に持参または郵送する。締め切りは8月5日必着。問い合わせは同対策室。

出典:読売新聞