やっぱり
わたしには2人の父と母がいる
「残りの人生これからは、娘がひとりいる」
そう言わせて貰いたい。
50数年の時を経て
まきちゃんとわたしは
誰に遠慮すること無く
母と娘になりました。
こんにちは、ももいです。
今日は、ももいともう1人の母親
まきちゃんとの近況です。
「まきちゃんの子どもになりたい」
わけもわからず
子ども心に願ったことが、
80歳と60歳で成就しました
まきちゃんは
わたしの父親の愛人だったひと。
愛人と本妻の子どもが
親子と呼び合うなんて
どうかしてるのかもしれないね。
まともじゃ、ない感覚だよね。
猛烈な実親不孝娘だよね。
もちろん、その事実を知り
子どもになりたいと
思ってしまった事を後悔もした。
夫に裏切られ、
自分の子どもを愛人に手懐けられ
母親は、どれだけ辛かっただろう。
「お前しかいなかった」
「悲しかった」
この言葉を聞くたびに
わたしは、母親に対して
その罪悪感を膨らましていた。
もちろん、母親はこの気持ちを
わかって欲しかっただけ。
けれどわたしは、母親が生きていた時は
この罪滅ぼしを
勝手にだけどしていたように思う。
だから、避けて無視して
疎ましがって来た。
込み上げてくる怒りも当然あった。
けれど、常に
まきちゃんは、
わたしに連絡をくれた。
わたしの誕生日
父親の命日
母親の命日
わたしが結婚し
子ども産み、、
たわいもない会話で
いつも連絡をくれた。
でも、小学1年生の時以来
わたしは絶対会おうともしなかったし
まきちゃんも
会いたいとも言わなかった。
時代が家電から、携帯になっても
何故か繋がっていた。
そして、わたしからは
一斉連絡はしなかった。
それでもたった一度だけ
わたしから連絡した事がある。
それは、わたしの父親が
別のひとではないのか？と
思った時。
答えはわたしの感じた通りで
当の父親も母親も教えて
くれなかった本当の事実を
教えてくれた。
けれど、本当の父親は
誰だかはわからないまま
瞼の父は永遠になった。
事実を伝えてくれなかった
父親と母親の
それもれっきとした
愛情だけど
わたしは、本当の事が知りたかった。
そして本当の事は
まきちゃんではなく
父親と母親から聞きたかった。
それだけは、今も「ここ」に
残っている。
わたしの存在証明は
本当の事の中にある。
そう感じているんだろうね。
ずるいよね。
わたしが大好きだ❤️と言ってるひとは
実は、好きになっちゃいけないひと。
そこだけは
本当の事を伝えてくれるんだもの。
もう
人間相関図がグチャグチャだけど
でも書きながら
わたしとまきちゃんは
血の繋がらない
縁と言うもので深く
繋がっているのだと、今更に思う。
凄いよね
ふと見渡せば、
わたしとまきちゃんだけなのだ。
もう、誰の顔色も伺わなくていいのだ。
後どれくらい
わたしとまきちゃんには
母親と娘の関係が残っているのか？だけど
あの小学校1年生からの願いを
叶えられた記念日となりました。
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