【緊急特集】地震後の花蓮に行ってみた〜5 | 台湾暮らし〜台湾・旅・レトロ

台湾暮らし〜台湾・旅・レトロ

台湾が好きすぎて、台湾在住・小さな会社を作りました。中国語教室とシェアハウスを経営しています。興味のある人はそれぞれ「フレンドシップ・ランゲージ」「シェアハウス101・台北忠孝復興」で検索してくださいね(^^)/

2月24日。

比較的有名な松園別館から坂を降りてきた麓のあたりに、この将軍府という地区があります。

ここは、日本統治時代に建てられた陸軍幹部たちの宿舎群で、戦後どんどん荒れ果てていったところを2000年代に入り古跡として指定。少しずつ、修復が進められることとなりました。
日本人のイメージとは少し異なりますが、神社のようなお堂が作られていますね。
今は、こちらの棟だけが開放されています。ここは、断層に近い地区だったので、建物の倒壊等がないか少し心配だったのですが、どうやら建物自体は無事だったようですね。

台湾人・中国人は何人も訪れていましたが、さすがに日本人は見かけませんでした。
こちらは隣の棟。以前は公開されていたはずですが、内部の調度品が倒れて壊れるなどしたため、暫定的に閉館しているそうです。整理や修復が済んだら、また公開されるでしょう。
こちらの旧宅には、鉄骨のカバーが設置され、建物の崩壊を食い止めようとしています。こちらは、一部にヒビが入ったようで、やはり公開中止。中の展示には興味深いものもあったので、見られないのが残念です。
それ以外の家屋たち。監視カメラも設置され、最低限の倒壊防止策は取られているようですが、修復は始まっていないようです。
庭の手入れはしっかりされていますね。
外観はそれなりにちゃんとしているように見えますが、内部はかなりボロボロなんです。
全部修復されれば、台湾東部最大の日式宿舎群として日の目を見るはずなのですが、そこに至るにはまだ時間がかかるようです。
このような古い家屋を修復するのには、かなりほ費用がかかります。公的予算で修復するため、予算がつく範囲内でしか修復が進まないのが現状です。

実は台北市にも、数多くの修復待ちの日式家屋が残っているのですが、数が多いため、少しずつしか進められないようです。

ぜひ、もっと多くの日本人に訪れてもらい、管理・運営している地区の皆さんを激励していただけると嬉しいです。

あ、ここでは300元で浴衣(等一式)を試着できるサービスがあります。親切に対応してもらえると思うので、みなさんも試してみては?日本家屋がバックだと、浴衣も映えますからね。