27日の夜は、屏東県竹田に住む邱さんのお宅に泊めていただきました。邱さんにお会いしてから、もう何年も経ちますが、今でも本当にお世話になっています。
その邱さんと出会ったのが竹田駅の横にある池上一郎博士文庫なんです。
もともとは日本統治時代、竹田駅の脇に鉄道貨物を引き受ける「丸鐵運送店」という店があり、その建物を2001年に「アジア最南端の日本語書籍の図書館」として蘇らせたものなんです。池上一郎博士は、当地の医療に多大なる貢献を果たしたお医者さんです。

竹田駅の旧駅舎も大切に保存されています。後ろに見えるのは今の台鉄の線路。高架になっています。

文庫の中に入ると、小ぶりな室内ながらたくさんの和書が保存されていることがわかります。

初めて訪れたときに比べてかなり蔵書が増えたような気が(^^;)

日本人ゆかりの場所とあって、多くの台湾好きな日本人が訪れます。地元の皆さんの温かい歓迎の言葉が嬉しいですね。

こんなものも保存されています(^。^;)

館長さんもいらしたので、しばし歓談。まなさん、日本からの旅人を温かく受け入れてくれます。
そしてなんと、駅前にカフェが開店!これなら、文庫が閉まっている時間でもゆっくり休めますね(*^^*)

以前は列車の本数も少なく、案外来づらい場所だったのですが、今では列車の本数が増え、高雄からのショートトリップも簡単になりました。
相変わらず、駅前には(先述のカフェ以外に)特に商店もなく、あまり変わり映えのしない竹田。でも、だからこそ、日本で言う「ローカル線のんびり乗り歩き」のような雰囲気を味わえます。
お急ぎでなければ、是非訪れて見て下さい(*^^*)