ところが外国に行けば、定時運行など夢のまた夢。特に飛行機は、2~3時間の遅れも珍しくなく、計画を一つは潰さざるを得なくなります。
一都市ステイなら、台北とバンドンの往復だけを考えればいいので、緻密な計画を立てなくとも、ゆる~い見通しだけで旅立てるようになります。
計画を細かく立てるのも旅の準備の醍醐味ですが、ゆるい旅もまた楽しいものですよ。
さあ、では後半戦に行きましょう。
まずは、サハルパパのレストランでサテーをご馳走になった後は、サハルが一度食べてみたいと思っていたスシレストランへ。

バンドンにはいくつもの寿司屋があるのですが、ちゃんと日本の味が出せる店はほとんどなさそう(^_^;)
ではサハルの感想は?というと、第一声が「きもち悪い(゚o゚;)」でした(^_^;)
インドネシア人にとって、魚(というか食べ物)を生で食べるなんて想像外の世界。この店の寿司がそこそこの味だということもありますが、これって日本人が「この虫、新鮮でおいしいから食べてみな」と言われる気分に近いのかも知れませんね。

まあ、慣れてくれば好きになると思うのですが、考えてみたら、世界の人が寿司を楽しんでるってすごいことなのかも知れませんね。
最終日は、箱根大涌谷もビックリのでかい硫黄火山の火口に行きました。サハルがしきりに「マスクをしろ」とうるさかったのですが、後で「硫黄は有毒だから、慣れていない人は危険」と思ったみたいです。ごめん、僕も日本で硫黄泉に慣れてるんだ(^_^;)


その後はパダン料理を食べて、超ローカルな夜景スポットに行きました。



最後の夜ということで、ここでサハルや友達のキキとあれこれ語らいました。彼らは日本が大好きで、日本に旅行に行ったり、日本で働くことにとても興味があります。
でもそれは、いまはまだ夢。旅行に行くだけでも、長い間働いたお金を貯めなければなりません。
仕事もそう。外国人が日本で働くことは決して楽しいことではなく、むしろ失意に陥ることの方が多いと思います。
それでも、何かに憧れて、夢を持って生きること自体は悪くない。
こうして、ただのんびりするはずが、盛りだくさんのステイになってしまいましたが、こんなケセラセラな旅もまた楽しい。
この経験が、その後、ホーチミンステイ、シェムリアップステイにつながっていきます。
ま、塾の仕事が始まるまでのことなんですけどね(^_^;)