10月23日。
新鮮な魚を味わった後は、いよいよ本日のメインイベント・頭城老街へ。

以前ここを訪れたとき、あちこちで修復工事をしていたので、「そろそろ修復が終わっているのでは?」という期待を持ってきました。
そして、これらが修復後の老街です。

よーく見るとあちこちに手が入っているのが分かるのですが、自然に朽ちているように見えますよね(^^;)
こちらは、楊さんという画家の足跡をたどる記念館になっています。息子さんが管理をしていらして、たどたどしい中国語で何とか話を聞くことができました。
うーん、こういうときは中国語を勉強していて良かったと思います。英語だけでも多少は会話できたと思いますが、先方の安心感が違うんですよね(これは日本人にも言えることだと思います)。細かく突っ込んだ話になると、やはり母語になると思うんです。

通りをもう少し歩くと、こんな小さな祠にも巡り会えます。日本の古い町にもよくありますよね。

こちらは、鎮史館という地域の歴史記念館。

日本統治時代の校長先生のお宅を修復して歴史記念館として蘇りました。日本人はほとんど見かけませんが、たまに台湾人が訪れるようです。

三峡や大溪、淡水などの有名な老街に比べると訪れる人も少なく、観光地っぽいお土産もありませんが、落ち着いて散策するにはもってこいの街ですよ(*^^*)
さあ、再び列車に乗り、宜蘭に到着。すでに夕方5時くらいなので、市内観光はナシにして、ちょっと気になるカフェに行ってみようと思います。
こちらが宜蘭駅。動物園みたいなデザインになり、みんなが写真を撮っていました。

市街地を歩くこと、約10分。事前に知らなければ素通りしてしまいそうなこのお店。実は地元ではちょっと有名なカフェなんてす。

大正?昭和初期?モボ・モガが訪れそうな看板です(って、みんなモボ・モガ知らない?!)。

頂いたのは、ハンドドリップコーヒーとシフォンケーキのセット。200元くらいしたのですが、まあ半分は文化財保護費用ということで…(^^;)

もともと日本統治時代に歯科医院だった建物をカフェに改造したそうで、歯医者さん独特の緊張感が少し感じられるのが面白いですね(*^^*)

そう、昔の窓はこんな感じでしたね(#^_^#)

「志水さーん、診察室へなんて呼ばれそう(^^;)」

展示物もかなりレトロ。このミシンはかなりの年代物ですよ。

二階からキッチンを眺めて。吹き抜けがとても素敵です。

とまあ、ちょっとネットで検索すると、古き日本を彷彿とさせる建物が次々と見つかります。これは、日本人が行かないのはもったいない!
宜蘭は、このカフェだけでなく、他にも「日本モノ」が結構残っています。花蓮に行く途中、ちょっと寄ってみてはいかがでしょうか。