いきたいなん~台湾と日本・学びの旅4 | 台湾暮らし〜台湾・旅・レトロ

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10月9日。

今回の旅は、雨との戦い。中日も雨のスタートです(泣)。今回は皆さんと一緒のホテルなので、簡素ながら朝食バイキングつき。パンやフライドポテトなどの洋食はすべてパス。台湾系の食べ物だけ選んだのに、こんな分量になってしまいました。


雨が止まぬまま、僕らを乗せたタクシーは出発。まずは許くんオススメのスポット・台南水道に向かいます。

ここは、有名な八田輿一技師の師匠にあたる浜野弥四郎技師が設計し、1922年に竣工した浄水場です。烏山頭水庫ができるまでは、台南エリアの水源を守っていました。

まだ、修復作業が続けられており、修復後は国定古蹟に指定が確実だそうです。僕らは山頂の浄水地のみ見学しましたが、雨のせいで(いや、おかげで)幻想的な光景が広がっていました。


ここ、公園に見えますが、浄水施設の上なんです(*^^*)

近い将来、修復が終われば、もっと多くの場所を見て回れるとのこと。台南再訪の楽しみがまた増えました。


さあ次は、少しずつ知名度が上がってきた烏山頭水庫です。こちらは、上記の八田輿一技師が設計した世紀の治水事業の舞台です。この水庫により、当時、農業不毛の地と言われていた台南東部が豊かな穀倉地帯に生まれ変わったんです。

八田技師は、大変に気さくで飾らない性格だったようで、地元の有志が銅像を作ってくれると言ったときに、偉そうにふんぞり返った姿はやめてくれ、ということで、普段、八田技師がしているポーズをもとに銅像を作ったそうです。

今でも、花を手向ける人が絶えることはありません。


畏れ多くも、隣に収まりました。


ダム建設当時、資材や工員を運搬していた機関車。おもちゃみたいですが、一度往年の活躍を見てみたいなあ。


こちらが、八田氏の記念館。彼の足跡を辿れる映画も見られます。




こちらは、旧放水口。惜しくも戦死した夫・輿一の死を悼み、妻・外代樹が身を投げた場所。戦争の悲しみは、ここ台南でも悲劇を生んでしまいました。


雨のため(ごめんなさい…)、ダムの雄大な景色は霞の中でしたが、日本が好きな方、台湾が好きな方には、一度は訪れていただきたいところです。

さあ、タクシーはここから山に向かいます。そして、今回のメイン、あの温泉に向かいます。