Spring Cleaning
アメリカでは毎年春に大掃除をします。日本では年末に大掃除をすると思いますが、サンクスギビングから大みそかのカウントダウン、それからニューイヤーで大掃除をしているひまがないのかもしれません。また、アメリカはとにかく広く、自然は厳しいです。昔の冬は暖房設備も未熟で、そんな季節は身を守るために窓を閉め切って生活するしかなく、窓を開け放って大掃除をするなんてことは危険すぎで考えられなかったのかもしれませんね。
Spring Cleaningの頃になると、スーパーでも洗剤や掃除道具の売り出しがあります。アメリカの伝統的なイベントの時のような華やかさはありませんが、そんなお掃除関係の売り場を見たり、カーラジオで”Spring Cleaning”という言葉が聞こえてきたりすると、「あ、もう窓を開けても寒くないんだな」という安心感がわいてきます。また、Earth Day(地球の日)が4月22日 ですので、それに合わせて各コミュニティーが公園などで粗大ごみや有害ごみや電化製品のゴミを集めたりもしているようです。Earth Dayは地球環境を考える日です。日本ではまだなじみが薄いかもしれませんね。アメリカでもそれほど盛り上がっているようには思えませんが、毎年4月になるとコミュニティーの広報誌で「Earth Dayのゴミ収集のお知らせ」とか「公園と花壇をきれいにするボランティア募集」などが掲載されます。
Spring Cleaningで不要なものがたくさん出てきます。中にはまだ使えるもあります。そうした時に家の前に置いて「Free」と表示して「要らないから誰か欲しい人持って行って!」とアピールしている人も多いです。家具などが多いですね。「歪んでるから中古品として売れるとは思えないけれど、ひょとしたらこのタンスの天板の部分だけ使う人がいるかも・・・」という理由で、ボロボロの家具を置いている人もいます。洋式のトイレや床の廃材だって見たことがあります!DIYの国ですから、トイレの取り換えや床の張り替えだって自分でやってしまうようですから。
そうそう、笑い話があります。要らないソファに「Free」って書いて外に出して置いたら誰も持って行ってくれなかったのに「$50」って書いたらすぐになくなった、と。この国では価値のあるものはほったらかしにしておいてはいけないということですね。こんなに雨の降る州なのに、建物の入り口に傘立てがないのもうなずけます。
自分の車で簡単に運べる程度の不用品ならGoodwillに寄付する人も多いです。Goodwillは中古品・不用品が売っているチェーンのお店なのですが、誰でも入れるのでたまに見ると面白いです。たしかに新品のきれいさはないのですが、たまに掘り出し物があります。自宅で出た不用品をオンラインで出品してもガレージセールに出してもさらに売れ残ったらGoodwillに寄付する、というパターンが多いようです。
そういえば日本にも5月30日の「ゴミゼロ運動」がありましたね。でもこれは日本語の語呂合わせなので世界には広がりませんね(苦笑)。