旅キャラバン「earthtrip」も3日目が終了。
全行程を無事終えて、みんな無事に那覇のアーストリップへ帰還しました。
本当に3日間、いろいろな方々にお世話になりました。
本日は、前泊のかりゆしビーチリゾートオーシャンスパから、
高速にのり、南部八重瀬町の「ガンガラーの谷」へ。
ガイドの高橋さんに琉球石灰岩と鍾乳石でできた谷のレクチャーを聞き、
いざ、ウォークツアーへ出発。1時間半があっという間に過ぎてしまいました。
まだオープンして2ヶ月という月日ですが、とっても情熱的に受入を歓迎してくれ、
内容も今回のアースシンクに沿った内容をわざわざ取り入れて、ガイドしてくれました。
自然の風景を見せながら、この沖縄南部に残る重要な遺産を
どのように保全していくのか?などを熱く語ってくれました。
「僕たちは、自然を食い物にするのではなく、
この大切な自然を開発から守っていきたい」と。
確かにそうですね。地域と大切にこの気持ちと遺産を守ってほしいものです。
ガンガラーの谷
さて、その次に訪れたのが、糸満市海人工房。
ここで沖縄海人文化を伝える上原謙さんのお話を聞きました。
ミーカガンという、水中めがねを糸満の玉城保太郎さんが発明し、
その後、日本の潜り漁は発展したそうです。
糸満が誇る世界的な発明ですね!!
そのことを今も少ない資料から復元して、
自分の手で、このミーカガンを作り、当時の海人たちの伝説を話してくれました。
サメをとる船。それがサバンニ。そう、サバニです。
サメは、フカやサバといいます。
ンニは、船のこと。
その昔、あの小さな木船を使い、2,3人の海人が
サメを取り、サバニにのせて、帆を操り港まで戻ってきていました。
サメを釣る名人が糸満にもたくさんいたそうです。
その当時の食文化や、生活環境も興味深い話がいっぱいありました。
その後、謙さんも一緒に糸満美々ビーチに移動して、
サバニ体験をしました。
少し風が強かったのですが、
勇敢な糸満海人の話を聞き、少し勇気をもらい、
海に漕ぎ出ました。
海からの風に向かい、全員で漕ぐ姿は、
まさに昔の人々を想い、感謝して漕いだ1時間でした。
本当に、こんな大変なことをやっていたのか?
と疑問に思うこともありますが、昔はこれが当たり前。
今が便利になりすぎたのですね。
