地球の運営者 エル(天体創造主)  です。

 

世界の文明の歴史とどうして、現代社会では西洋と東洋が文明の先端地(=先進地区)に至ったのか? について語っていきます。

 

【世界の文明発展1:農耕文明 〜穏やかな大河川の流域〜】

 

人類の文明発祥は、歴史学で言われているところで「世界四大文明」

メソポタミア文明

黄河文明

インダス文明

エジプト文明

 

と言われていますね。

 

これらは、“大河川の流域”の文明であり、特徴としては“適度に洪水があって、種を蒔いただけで農耕ができる”ところがありました。

上流から食物の栄養分を河川で運び、それが適度な洪水や大規模ではない灌漑で農耕地が生まれたということですね。

 

他の大河川では、この四大文明と同等の文明発展条件がなかったということになります。

 

古代の文明になればなるほど、陸上で大河川が近くにある都市の文明になります。

 

中国の三皇五帝時代、堯、舜、禹の時代では、黄河の氾濫を治めるものが、王とされていましたが、氾濫があってこその農耕の発展でもあったでしょう。

 

 

【世界の文明発展2:交易文明】

 

「農耕文明」 の 次に発展したのが、特に西洋の地中海沿岸の「交易文明」になります。

 

ギリシャ文明、ローマ共和制〜ローマ帝国、同時に東洋でも中華王朝が発展しています。

 

農耕文明は、初期は大規模な河川流域でおきますが、それが広がっていくと、治水設備、灌漑設備を要する都市を作れる技術力が高い地区が経済発展します。

 

いわば交易が盛んな都市の発展です。

 

この時代は、西洋と東洋の比較で言えば

 

西洋>東洋 でやや西洋が有利と言えます。

 

それは、西洋は地中海という内海を備えており、太平洋のような荒波がないですから、船の貿易に適しているのです。

 

私はこの時代の西洋文明を、「地中海文明」ということがあります。

 

東洋には内海に近い海がないですから、東洋がやや西洋に交易の先端性が低いものがあったのは仕方がないでしょう。

 

 

【世界の文明発展3:気候文明:産業が活性化しやすい土地や温暖影響】

 

農耕文明、交易文明 と文明発展しますが、それと並行してこの3と次の4では

 

・温暖環境による文明化

・移動や民族団結の文明化

 

について語ります。

 

文明の発展には、農耕、交易(流通)の他に、「気候文明」の要素も大きく関係します。

 

穀物が多く取れるのに寒ければ文明も発展しないし、穀物が多く取れる土地の潜在的能力はあっても、乾燥しすぎていたり暑すぎても難しくなります。

 

現在残っている文明の先端地域は北半球の同じ程度の緯度の国です。

これは寒暖の環境として、気温30度以下から気温0度以上の生活環境が適していたと物語っています。これぐらいの気温範囲にいないと人間の頭脳は働きが落ちるわけです。

 

冷夏や高温地区は文明発展に難易度が高くなっています。

 

これからの時代は空調・エアコンが普及していくと、暑い国は経済発展しやすいですが、寒い国は暑い国と比較して経済発展は難しいと思われます。

 

木製の船を使っての時代、産業革命以前で、世界の貿易が有利なのは、地中海を抱える国々になります。緯度の割には暖かい温暖の地が適した環境を生みました。

 

 

【世界の文明発展4:移動文明、民族文明 アラブ王朝やモンゴル王朝など、そして大航海時代

 

世界の文明発展は王朝の歴史とも関係があります。文明が高い=長く王朝が続きます。

 

文明発展の4は、「移動文明」、「民族文明」です。

 

文明発展2の「交易文明」から派生し、シルクロードを使っての交易が盛んになり、遊牧民族や民族単位で団結する王朝が生まれました。

 

アラブのイスラム系王朝やモンゴル帝国のような国々です。

 

これらは交易も得意でしたが、”移動が自由にできる“、 とか “民族単位で動くのが特徴”です。

 

民族的な団結が強く移動を長距離して、戦争や交易をしていた国々が文明の先端に至った時期もあります。

 

戦争が強い=国力がある=文明力が高い のは一定の相関関係があります。

近代になればなるほど工業力が兵器を作り、城を作り戦争を強くしますから。

 

西洋の大航海時代 は 陸上移動ではないですが、“海上移動の文明“で、香辛料などの物資、新大陸・植民地探しでスペイン、ポルトガル、イギリスなど世界を探検して行っていましたが、その動きも「移動文明」的な発展といえましょう。

 

東洋はこの西洋の動きに対して、陸上の移動文明は作れたものの、海上の移動文明は作れませんでした。

 

日本の戦国時代は中国や東南アジア方面からの西欧諸国との貿易もしていましたが、西洋諸国に貿易力や海運力で劣っていたのは、

 

①   それまでの文明発展が西洋が先んじていたから、

②   当時まで東洋の文化の中核であった中華王朝が中国の範囲までしか影響がほぼなく、西洋のように大航海をしたり、大陸横断の政治をしていなかった

そして

③   大西洋>太平洋 の海洋冒険の有利さがあった

 

ことが大きな原因です。

 

江戸幕府の鎖国政策が無かったとしても、“木造船を使う海運では太平洋が交易に適していない“ので木造船の製造を大規模にする長期政権がないと貿易を強く打ち出せず、中国経由のシルクロードルートで貿易をするように流れていったと思われます。

 

これに対して西洋諸国は地中海を利用して海運を盛んにしてから大航海時代に乗り出せたので、船の製造、海運技術を養成するのに適していたのです。

太平洋は大西洋より船の運航が過酷です。近代になってからそのハンデは克服されたものの、先んじて海運移動文明を発展させた西洋に追いつくので精一杯です。

それが東洋諸国の歴史でした。

 

★西洋>東洋 の文明発展 の違いは

“地中海”の存在

“大西洋”が“太平洋”と比べて、海を渡っての新大陸探しや貿易に有利

 

が影響している。

 

 

【世界の文明発展5:工業文明 と 金融文明】

 

世界の文明は、文明に環境が適した地域で発展していき、農耕→交易→移動 で文明発展しましたが、その次の展開は「工業文明」 そして「金融文明」になります。

 

産業の高度成長は、イギリスの産業革命以後は、工業化で起きていますね。

人間がそれまで繰り返しの労働、重労働であった作業を機械に置き換え、

その造られた機械がさらに機械を作るサイクルが生まれました。

 

同時に、工業化を支える金融も発展します。

 

金融は産業が複雑になればなるほど必要性が高くなり

文明発展の歴史は金融業発展の歴史と重なるのです。

 

現在の先進国は工業国でもありますが、金融が得意な国(金融マーケットを抱えている国々)でもありますね。

 

他国に尊重される度合いになる国力(他国と交渉する時に必要な国力)は、

「工業力」+「金融力」+「資源力」と近い

と思われます。

 

中国や日本は工業力がある割には、天然資源が少ない分、それをカバーするために「工業力」+「金融力」がより必要になるでしょうね。

 

工業力があると外貨が稼げますから、それを元手に、海外から天然資源や食糧資源を輸入出来る訳です。

 

世界の文明発展は現在は、工業と金融が盛んになった地区が先進国となっています。

 

そして、今回解説した文明条件の5つ

文明条件1:農耕文明

文明条件2:交易文明

文明条件3:気候文明

文明条件4:移動文明

文明条件5:工業文明、金融文明

 

が揃っている、世界で最も先進国で産業発展しているのが

→ アメリカ合衆国 なのです。

 

アメリカに生まれる、特に白人は、“現在のところですが”世界で最も恵まれた生まれ方と思います。

それ以外の人はアメリカで名が知られるぐらい活躍する人が恵まれた人になるでしょう。

 

人権や産業の発展の先輩だからか、東洋は西洋の遅れた国々とか、かつての植民地であったことが多いので、どうしても西洋中心の考えに当てはめられすぎる傾向があります。

 

世界の政治や文明の主導は西洋側が近代は持っていたのです。

 

西洋史観(西洋中心の歴史や物の捉え方)が世界でまかり通っているのは何故か?と言えば、

 

・文明の発展の源が近くにあり(メソポタミア、エジプト文明)、

・地中海を抱え交易に有利であった

・西洋は温暖な地域であり

・海洋移動に有利な大西洋を使って大航海時代でアメリカに行き着いた

 

それが今の世界を主導している国々であるわけです。

アメリカの国のルーツが西洋にあるので、西洋中心のものの捉え方が広まるのは当然の流れとは思います。

 

世界のルールを決めることが多いのは、現在は西洋人でしょう?

五輪の競技のルール、世界大会も多くは東洋ではなく西洋側が主催者です。

 

東洋人はまだそこまでルールを作るような体制も交渉力もありません。

 

これについては民族の優劣はそもそもないのですが、どこに生まれるかの種族的な経験や活動を先にするなどの好条件かどうかは存在しました。西洋の方が多少東洋より優位にあったのは事実でしょう。

 

それが、アメリカ合衆国の今を示していて、

西洋の文明が近代は世界を先導していて、次の文明発展は先導された国々から生まれる可能性が高い。

 

これまでの文明発展の経緯を見れば、

【一度発展した文明の土地は次以降は最先端になりにくい】のです。

文明の集中地は移動します。

 

簡単にいうと“一番条件が良い”ところにいた人たちが発展して行ったのが、文明の歴史で、アメリカに行き着いてアメリカもまとめた人たちが一番近代文明を作って先導している現状があります。

 

さて、今後の文明発展は何があるか? ですが。

 

人類調和の方向になるなら、当然、今の工業文明&金融文明の次の文明が用意されます。

そして今後の世界の文明発展最先端地(文明のるつぼ)が決まるでしょう。

 

 ↓ ↓ ↓ 未来予測

 

【世界の文明発展6:精神文明】

 

今後の未来の文明発展は「精神文明」になることでしょう。

 

まず、文明の次が「精神文明」になるのか?についてお話しします。

 

産業革命以後、機械化が進んで、労働的機械(工業機械)と知的機械(コンピューター)が発展しました。

 

人類はというと・・・その機械類を扱う技量を知的だとか効率的な仕事と言っています。

 

機械が得意なものを人類が手がけて文明化するのは難しいと思いませんか。

「労働の作業」、「知的な作業」は機械に譲り渡して行っていますから、人類に残された“機械と差別化できること”は、「精神性が生み出す文化」なのです。

 

精神文明は? “自由な発想の精神状態“から生まれます。

そして前の文明発展の基礎も引き継いでいるでしょう。

前の文明の歴史的経緯と全く反対ということもないです。

あるならこれまでの文明の全否定であり、文明転換というより崩壊に近くなるでしょうから。

 

文明の発展は前時代の文明を引き継いで、新しい価値観の文明を創造する特徴があります。

 

新しい精神文明の発祥は、文化度&先進性を世界で高く持っている国の中で、次なる文明でも“工業文明、金融文明の有利さも持ち合わせて、現在の世界のトップのアメリカを超える精神性の文明発祥地であることが条件です。“

 

アメリカは国内問題に、

○銃規制強化に賛成・反対の銃所持の権利問題

○宗教問題になる中絶(堕胎)の禁止・許容の問題 がありますから

精神文明の突破口としては選ばれないです。

 

逆にアメリカは精神文明が湧き起こるとこれまでの国内対立の問題が解消され、満足度が上がるでしょう。

 

では、世界で最も精神文明に適している大陸や地区はどこでしょうか?

 

→ 限定されて国の宗教が決まっている国や地域では新思想は生まれにくく、迫害されやすいのでそのような人物が現れると、成長する前に殺害される可能性が高いです。

それは、東洋、そして多様な宗教や思想を抱え、意見対立が抗争になりにくいように国を成り立たせた国から生まれるでしょう。

 

候補は、宗教から見ていけばいいので、

キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンドゥー教など一つの宗教で国教化されている国ではないことがわかります。

まず新思想を生み出す段階で、国内でテロ攻撃を受けることが有り得ます。

精神文明には新思想が必要になりますが、新思想がいきなり生まれ得るよ李、途中で経験や試練を経て生まれるでしょうから、安全が必要でしょう。

 

インドはパキスタンとバングラディッシュと分裂しましたから、今はヒンドゥー教徒と扱います。他教徒がいても少数派ですね。

 

残る候補は東洋の国々です。

 

東南アジア諸国は仏教、イスラム教徒が多いです。

 

中国と日本はどちらかというと西洋から見ると、無信仰に近いと受け止められやすいです。

神=一神教の唯一神というイメージがある西洋の神と東洋の多神教の神のイメージが遠いこともあるでしょうか。

商売の神を信仰する風習があることは西洋からは違和感があるでしょうね。

 

西洋人から見ると、“神を信じていない人は人間扱いをしない“ところがあるのですが、でも精神文明を発祥させる有利な国は、これまでの思想や宗教の固定概念を脱して、新思想を生み出すのに条件を適しているのです。

 

“宗教、信仰的に、情報制限がされておらず、一定の主張をしても迫害されない国が精神文明の発祥に最も有利です”

 

発展途上国より先進国の方が情報入手が可能ですから、先進国の中で精神的な活動に制限をかけられない国

 

ここで中国は、有力候補から外れていきます。

※ただし、中国は王朝のように変わり、精神的な思想家がそのトップになる場合、国威高揚して今のアメリカと対抗することが可能です。

戦争を経てにはなりますが、世界の超大国になり得る道は、精神思想家を中国から生み出すことでしょう。

 

その他の先進国的で有力候補は、日本、朝鮮 が有ります。

 

朝鮮は、北朝鮮と南朝鮮を合一させることができる人物を輩出した場合、

朝鮮半島中心で精神文明を作る道は残しています。

ただ可能性としての第一候補ではないというだけです。

 

しかし、精神文明発祥に朝鮮が向いていない点があります。

それは

1 興奮して他を排斥する民族習慣があること。

2 自国民第一主義が広まっていること

 

精神文明が朝鮮半島で起きる場合、朝鮮民族の優位性を主張しすぎる国民がいますので、それがマイナス要因として働きます。

精神文明が起こっても、“他の地域より精神文明発祥した国や民族が優れているような風潮が生まれない“ようになるからこそ、精神文明=平和世界実現になる訳ですから。

 

自由な発想ができ、“国家の強制的思想があまりない国家”で生まれやすいです。

かつ自己の国や民族を過剰に誇らない民族や国が最適です。

 

中国は国家体制が締め付け過ぎ

朝鮮半島は民族主義が強すぎて、(自民族を誇りすぎるから)精神文明発祥に適していない

 

残るはアメリカの同盟国で、思想的に自由な国。

 

最有力なのは「日本」でしょう。

 

何故、アメリカの同盟国を追加の条件にするのか?というと

「精神文明」は調和を前提とした考えであり

 

①   文明の発展条件 が備わっている先進国 が基本にあって

②   現在の文明の最有力国 と戦わないで文明移転が起こり得る

③   平和で精神文明を実現させる、

を前提としているからなのです。

 

文明とは? 地球の人の流れや交易や文化の発展の中心になり得ます。

 

現在は、アメリカが世界の警察のようなことをしている国際連合と国連五大国の時代ですが、このの次になると、アメリカと対立している国で精神文明を発祥させる人物が登場する場合、アメリカがどのように納得するか?もその後の安定を左右します。

 

中国がもし精神文明の発祥となると、戦争を経て、またはどこかの経緯で現文明の先端国のアメリカと対立をすることになります。

 

アメリカを倒せるぐらいの国民的統率力を持つ人物が現れれば、強権的に、次の精神文明を発祥させる最有力国は「中国」なのですが、平和的とは申せません。

 

中国ならダライ・ラマを超えるような偉人が登場し、儒教・仏教・道教を越える思想を生み出すなら、精神文明の発祥も可能ですが、平和で精神文明を実現させるという意味では、二番手と思います。

日本の方が発祥に有利な環境です。

 

アメリカが今の有利な環境を少し譲れる相手の方が可能性は高いのです。

 

アメリカが納得して受け入れやすく、最も確率が高いというのなら、“宗教がないが如く混乱して、なんでも神を語っても社会的制裁に遭いにくい国、日本”ということでしょう。

 

 

【精神文明の発祥】

平和的に、次の精神文明を発祥させる最有力国は「日本」

 

世界平和が訪れるなら、精神を安んじる=幸せにする結果になるので、精神文明が花開くでしょう。

 

その理想を現実にする可能性が最も高いのが日本国です。

 

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