こんにちはヾ(*´▽`*)ノEarth小杉です☆
降る雨にも刺すような冷たさが無くなり、
日差しの暖かさに春の喜びを感じる今日この頃ですが、
皆さまは如何お過ごしでしょうか??
もう、雨が降ろうがヤリが降ろうが
変わる事の無さそうなノリのスタートですが、
どうぞ、お時間と気力の続く範囲でお付き合い下さいませ
さて、本日のご紹介はもう一つの3月の石、
「ブラッドストーン(ヘリオトロープ)」でございます!!
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☆ブラッドストーン/bloodstone(別名ヘリオトロープ/heliotrope)
化学組成:SiO2に鉄分などを含む 硬度:7前後
暗褐色~濃緑色のジャスパー、またはカルセドニーの表面に、
酸化鉄に由来する赤色の斑点が散っている様が
まるで草原に鮮血を散らしたように見えることから命名されました
和名はそのまま、血碧玉・血玉髄と言います
(碧玉はジャスパー、玉髄はカルセドニーの和名ですね)
碧玉や玉髄は、水晶と同じく2酸化ケイ素が主成分の
潜晶質(肉眼で観察できないほど細かい結晶系のこと)石英で、
透明感が殆どないものが碧玉(ジャスパー)、
半透明で光を通すものを玉髄(カルセドニー、またはアゲート)と呼びます
パッと見なかなか緻密に見えますが
細かな結晶がたくさん寄り集まって構成されているので、
顕微鏡などで拡大すると結構ミクロンな隙間が空いています
なので、金属塩やインクを使った染色処理が
結構頻繁に行われている天然石でもあるのですね
(詳しくは、こちらのアーカイブをご参照下さいまし。↓↓↓
アゲート・瑪瑙http://ameblo.jp/earth-isiya2010toyama/entry-12259031200.html)
最近はブラッドストーンの良質な石自体が少なくなってきた事もあり、
色合いのパッとしない碧玉や玉髄を染色して、
ブラッドストーンと称して格安で販売する
油断ならない業者も居るようなのでお気をつけ下さいね
表面に変なべた付きがあったり、
インクが乾いたような不自然なムラや艶がみられたり、
緑に赤の斑点という特徴的な模様がないもの、
不自然に爽やかな緑で、
奥行きの無いぺったりした表情の石などには要注意ですよ!
血のような赤と深い緑のコントラストが印象的なブラッドストーンですが、
その色合いの生命感や、太陽光にかざすと赤く輝くことから
古くから護符などの素材として大切にされてきました。
古代エジプト神話においては
「女神イシスの血の恩寵が宿る」とされ、
安産や多産のお守りとして飾り石にされたり、
その身に受けた傷や潰瘍をすばやく癒すと考えられ
実際に薬としても用いられていましたし
良質な原石を産したと言われるヘリオポリスからもたらされたこの石を
古代ギリシャ人は「ヘリオトロープ(太陽を呼び戻すもの)」と呼び、
同じ名前をもつ植物とともに使うと敵の目を眩ませられると信じて、
戦場に赴く兵士のお守りにしたりしていました
後世、キリスト教の隆盛に伴い
神の血の伝説は「キリストの犠牲の血」に変換され、
キリスト像の装飾や儀式用具などを作るのにも盛んに用いられるようになりました
また、中世ヨーロッパにおいては日食から太陽を呼び覚まし、
嵐を自在に操る力が宿っていると信じられ、
ブラッドストーンに蝙蝠を彫ったものを携行すると
魔物や悪魔を服従させることが出来るとも伝えられます
現在良質な原石を多く産出するのはインドで、
他にアメリカ、オーストラリア
、ブラジル
、中国
があります
宝石言葉は「勇猛果敢」「知性」「献身」「救いの力」など。
パワーストーン的な作用としては、
血液やエネルギーの循環などに紐付けされることが多いですね
・止血効果、傷口や潰瘍(はれもの)などの治りを早める
・持ち主の生命力を高め、恐怖心や迷いを払拭する
・筋肉に貯蔵されているグリコーゲンをブドウ糖に変換するのを助け、
エネルギー生産を向上し、身体能力UPをサポートする
(ブドウ糖つながりで脳機能向上説もあり。)
などが、主にこの石に伝わる効果です
☆事あるごとに否定的になったり、悲観的に考える癖を治したい
☆先行きの不透明感や徒労感に折れそうな心に支えが欲しい
☆最近なんだか体がバテやすい、動きが悪い
☆物事に対する興味を持続させたい、三日坊主を治したい
☆安産や家内安全のお守りが欲しい
こんな風にお考えの方に、オススメです!
毎日できることをひたむきに頑張っても
思うよういかない事はよくあること。
何かを始めたばかりだったり、
性に合っていない道を往くのなら尚更です。
もし、あまりの辛さに膝を折ってしまったとしても
自分をあんまり責めないで。
頑張るあなたに、天はいつでも味方してくれている。
途中で進む道が変わっても、
目指すものが変わっても、
あなた自身本当に望むもののために生きているなら、
きっと必要なように導かれていきます。
だから、怖れずに前を向いて下さい。
何度でも立ち上がって歩き出すのです。
「希望」という名の太陽に顔を向けて、
行きたい道を真っ直ぐに。
比較的地味な色合いながら、確かな存在感を放つブラッドストーン
体力と気力を培い、一寸先の心の暗闇を照らす「太陽の石」。
この春のお守りに、お一ついかがでしょうか
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因みに。
ブラッドストーンを3月の誕生石にした理由については
諸説あって分かりにくいのですが、
西洋占星術における
トロピカル方式で当てはめられた牡羊座の守護石が
ブラッドストーンのようです(以下参考サイト様↓↓)
http://www.nihongo.com/aaa/jewelry/j4sonota/j43tanjy.htm
春は様々な生物がつがい、子供を宿す季節でもあります
牡羊座が支配する3月の後半から4月の誕生石に割り当てたのも、
この石が多産に関連すると考えられていたからではないでしょうか?
石の色合いや血液に関連があるというパワーからすると、
「ヘリオトロープ(キダチルリソウ)」というよりは
「セントジョンズワート(セイヨウオトギリソウ)」
の方がしっくりきそうなものですが、
古代の人も、薄々この石が持つ希望を呼び戻す力を
感じていたのかも知れませんね~
余談に更に余談をプラスしてしまう癖をどうにかしたいものですが…
古代ギリシャ人のこの石の使用方法を見るたびに、
クリリンさんのこの必殺技を思い出してしまうワタクシですw↓↓
本日も、おしまいまでお付き合い下さいまして
誠にありがとうございます
では、今回はこの辺で!