いつも拙いブログを読んでくださり

ありがとうございます。



今は胆管がんで亡くなったパパの

闘病生活を振り返りながら

その時々にふと思い出した事
残された家族の日常などを綴っています。
以前書いた内容と被る事もあるかと
思いますがお許しください。


平成元年に

歯科医院を始めたパパ

それから令和3年5月まで

パパは歯科医師として院長として

懸命に働いていました



でも残念な事に後継者がいなくて

パパが亡くなったと同時に

歯科医院は閉院する事になりました



その閉院に当たって

閉院の届出を提出する必要があり

私では分かりかねたので

お知り合いの専門の方にお願いしました



ある日その方から連絡があって

届ける書類と一緒に

パパの歯科医師免許証を返納するようにと

言われました



え?



私は驚いてしまいました

歯科医師免許証をなんで返納しなくちゃ

いけないの?

と…



パパが亡くなってまだ間もない頃

だったので

私の気持ちもすっかり落ちていて…



パパが頑張って手にした免許証が

奪われてしまう

歯科医師としてのパパの存在が

まるで無かったかのように

されてしまう

そんな風に思ってしまいました



他のお医者さんの免許証は

どんなものかわかりませんが

歯科医師や歯科衛生士の免許証は

賞状タイプになっていて

A4サイズの倍以上はある大きな賞状に

なっています



常々何もこんな大きな物でなくても

もっとコンパクトな物でもいいのにと

思っていました



どうして閉院するのに免許証まで

必要なのと

思ってしまいましたが

おそらくですが

不正利用を防ぐ為だと思います



多分閉院だけなら免許証までは

必要ないと思いますが

パパは亡くなっているので

免許証もと言う事だと思います



それでも

どんな理由にせよやっぱり悲しくて

大切な免許証までも奪われてしまうのかと

悔しい気持ちになりました



そして…



死んでしまったらもう

歯科医師として働く事も出来ない

だから免許証なんて

いらないだろう



そう言われている気がして

怒り、悲しみ、悔しさ

そして涙がこみあげてきました



パパが頑張って生きた証がひとつ

失われてしまいました。。。