いつも拙いブログを読んでくださり

ありがとうございます。



今は胆管がんで亡くなったパパの

闘病生活を振り返りながら

その時々にふと思い出した事
残された家族の日常などを綴っています。
以前書いた内容と被る事もあるかと
思いますがお許しください。




GW後半も

みなさん楽しまれていますか?



胆管がんだったパパと

最後のドライブデートがGWでした

わずか1時間ほどのドライブでしたが

久しぶりに体調も良いからと

パパから誘ってくれたドライブでした



それがパパとの最後のデートに

なりました



大学病院で胆管がんの手術を終えて

地元の病院へ戻り

抗がん剤治療をする事になったパパ



手術で目に見える癌は全部取ったと

主治医から言われたので

抗がん剤治療はしなくてもいいかなと

内心思っていましたが



やはりリンパ節への転移があったので

今のうちに目に見えない癌を

やっつけてしまいましょうと

補助的に抗がん剤治療をする事に

なりました



パパが使った抗がん剤は

ゲムシタビンとシスプラチンの2種類で

週一回の2週連続で点滴投与をし

3週目は休薬すると言うGC療法で

通院でそれを半年続けました



抗がん剤治療を始める前に

薬剤師さんから抗がん剤のお薬の

説明をしてもらい

副作用は弱い抗がん剤だと

聞いていたので

少し安心していました



抗がん剤治療が始まりましたが

1クール、2クールとも

副作用は無くて

仕事も普通に出来ていたし

なにより食欲もあったので

パパも私もちょっと拍子抜けして

しまいました



でもやっぱり…

されど抗がん剤ですね

3クール目に入ってから副作用が

出始めてしまいました



パパが一番キツかったのは熱です

最初はまだ微熱くらいで

済んでいたのですが

そのうち38度〜39度の熱が

抗がん剤を打った2日後から

出るようになり

体も倦怠感が半端なく襲ってきました



熱が上がり始めると

寒くてたまらない様子で

ちょうど今くらいの季節だったのに

暖房をMAXにしても寒いと

ブルブル震えていました



抗がん剤の影響で時には高熱とともに

尿路感染症にもなってしまい

抗生物質の薬を飲んだ事もありました

当然その時は食欲も落ちました



それでもパパは仕事を休むこともせず

副作用と戦いながらも半年間の

抗がん剤治療を終えました



抗がん剤治療を終えた翌週

造影CTを撮りました

パパの体には再発や転移の形跡も

癌も見当たらず

抗がん剤治療は終了となりました



この時は本当に安堵しました



副作用は少ないと言われていましたが

高熱が出始めてからのパパは

髪も抜け、食欲も落ち、

とても辛そうで

それでも仕事をして

見ていられませんでした



でも副作用(後遺症)は

抗がん剤治療が終わってからも

新たに出ました



この抗がん剤の副作用に

手足などのしびれがあって

抗がん剤を始める前にパパは

それを一番心配していました



歯科医のパパにとって手のしびれは

仕事が出来なくなるかもしれない

最大の問題でしたから…



幸いその副作用は治療中には出ず

ホッとしていました



でも

出てきたんです

抗がん剤治療が終わって少しした頃から



手にも足にも…



本当は抗がん剤治療の最後

6クール目の時に

手のしびれが一回だけ出たんです

ただ軽く手を振るとすぐに治ったので

問題視していませんでした



手先を使う仕事なので

しびれは天敵です

ただそんな中でも幸運だったのは

利き腕ではない方の指で

しかも仕事に差し障りのない指だけが

しびれていました



足はどちらだったか

やはり片方の足だけがしびれていました

踏ん張りがきかないと

たまに言う事がありました

歩くにもしびれで感覚が鈍っていたので

こけないように気をつけて

いました



胆管がんになってから

元々あった糖尿病が悪化したパパ

糖尿病の合併症のひとつに

手足のしびれがあって

もしかしたらそっちかもしれないとも

言われましたが

最終的には抗がん剤の副作用の

ようでした



先生からは

抗がん剤治療が終わっても

しばらくはまだ体の中に抗がん剤が

残っているので

副作用が続く事もあると言われた

そうですが

しばらくどころか

亡くなるまで

手足のしびれが無くなることは

ありませんでした。。。