いつも拙いブログを読んでくださりありがとうございます。



今は胆管がんで亡くなったパパの闘病生活を振り返ってその時々にふと思い出した事、残された家族の事などを綴っています。



去年の今頃私はどんなブログを書いていたんだろうと読み返してみたら…

術後にパパに起こった腹膜炎の事を書く予定だった事が発覚しました!

なんて事…



そうなんです。

パパは11時間の胆管がんの手術をして、それからわずか10日ほどで退院しました。



「退院おめでとう」と盛大に看護師さんたちに

見送られて…



なのにそれからたったの一週間でパパは再入院となりました。

その理由を次回書きますと言って、一年もスルーしてしまいました。



胆管がんの手術は手術時間も長くて術中に亡くなる人もいたり術後にいろんな合併症が現れて

最悪亡くなる事もあると説明されていました。



そしてそれらの合併症は決して低くない確率でありますと説明を受けていました。



それでも胆管がんの根治は手術以外にはないと言われていたのでパパは迷わず手術を希望しました。



当初は術後1ヶ月ほどの入院になると聞いていたのに特に合併症も出ず経過も順調だからと

わずか10日ほどで退院して来たんです。

これにはびっくりしました。



退院したのがクリスマスの頃で今年のクリスマスは病院だねと言っていたのにまさかいっしょにケーキやケンタッキーを食べれるなんて思ってもいなかったのでとても嬉しかったです。



これで年末年始もいっしょに過ごせるねと

パパは張り切って年越しに食べるメニューを考えて材料も書き出したりしていました。



ところが退院して2日ほどした頃からパパはお腹の痛みを訴え始めました。

起きている時はまだいいのですが寝ると激痛が走るらしく1時間おきくらいに起きてはまた寝ての

繰り返しをしていました。



それでも少ししたら良くなるだろうと我慢していましたが痛みは治るどころかどんどん激しくなってきてこれはおかしいと手術をした大学病院へ電話をしました。



まだ朝の7時過ぎでしたが看護師さんが電話に出てくれてドクターに確認するからと一旦電話を切って待ちました。



少しして電話がかかってきました。

そしたら大学病院までは遠いから地元の病院で診てもらってもいいと言うので直ぐに地元の病院へ電話をして急遽診察をしてもらいました。



緊急で採血と造影CTを撮ってもらい待合室で私たちは待っていました。

その間に地元の病院から大学病院に検査結果を送って話をしてくれたらしく

「どうも様子がおかしいからこれから大学病院へ行けますか?」と言われて…

それから大学病院へ行く事になりました。



大学病院までは高速を使って約2時間。

着いたのはもう夕方の5時頃でした。

それからパパは診察や検査をして、その結果胆汁漏れを起こして腹膜炎になっているとわかり夜の8時から緊急手術をする事になりました。



手術は1時間半ほどかかりパパのお腹には3か所に穴を開けて3本の管(ドレーン)が挿入されました。



腹膜炎はものすごく激痛らしく鎮静剤もほぼ効かない状態で命の危険もありました。

パパは胆管がんの手術前から抗生物質に耐性菌があったので

手術自体どの抗生物質が合うのかと言う心配もありました。

腹膜炎になってこの時にもどの抗生物質が合うのか心配されていましたが幸いにも使用した抗生物質がうまく合って事なきを得ました。



腹膜炎以外にも胸水も溜まってしまって呼吸苦にもなりました。

水を抜いたり酸素を使用したりして結局退院から一週間で再入院、そしてそれからまた1ヶ月の入院となりました。



ちなみに「胆汁漏れ」も合併症のひとつでした。

1%〜11%の割合で起きると事前に説明がありました。



でも普通合併症は術後すぐから数日くらいまでに現れるそうです。

パパのように術後2週間以上も経って現れるのは

とても珍しい事らしいです。



そんな事言われてもね。

本当運が悪いと言うかよっぽど痛みが好きなのか

もう少し我慢してたら死んでたかもしれなかった

のに頑張りすぎだよまったく。



結局年末年始は病院で過ごす事となり張り切って年越しの準備を始めていたのにそこで終了となってしまいました。