いつも拙いブログを読んでくださり

ありがとうございます。



今は胆管がんで亡くなったパパの

闘病生活を振り返って

その時々にふと思い出した事、

残された家族の日常などを

綴っています。



9月に入りました。

昨日は防災の日でしたが

パパが亡くなって2年

今も思い出す一枚の写真と出来事が

あります。



2019年の春から夏に変わる頃に

パパは体の痒みを訴え始めました。

最初は特に腕や足の痒みを訴えて

痒い痒いとしきりに痒がって

いました。



次に頭の痒みも訴え始めました。

痒くてたまらないとボリボリかいて

いました。

一度見せてもらうと

頭皮に赤い湿疹のような物が

幾つものあって

何個かは化膿しているのか

パンパンに腫れて痛みも出ていました。



たまたまその時に

娘が皮膚科に通院していたので

パパも一緒に行って診てもらったらと

二人で皮膚科へ出かけて行きました。



1時間くらい経った頃でしょうか

パパから写メが送られて来ました。



そこには頭にネット包帯を被ったパパが

ニヤけて写っていました。

その姿はまるで白いマスクメロンみたいで

思わず笑ってしまいました。



家に戻ってから話を聞くと

化膿していたヶ所を

麻酔をしないでメスで切開され

膿を出したみたいで

それはそれは泣けるほど痛かったと

言っていました。



次の日の朝は防災の日で

地区の防災訓練がありました。

パパはネット包帯の頭のまま

その防災訓練に参加して来ました。



そして…



それからもパパは普通でした。

週末には東京へセミナーに行ったり

家族で出かけたりと

何も変わりなく過ごしていました。



ところが…



皮膚科に行ってから1ヶ月もたたない

9月下旬でした。

パパは急に体調不良になり

肝門部胆管がんと診断されました。



そして…



その時にようやく体の痒みが

胆管がんの症状のひとつだと知りました。



おちゃらけてウケ狙いで撮った

ネット包帯姿の写真は

笑い話で終わるはずだったのに…



それが胆管がんの症状だったなんて

あまりにも悲しいです。



その時の写真を何度も見返して

見ましたが

体調不良になった時には

白目も顔も黄疸が出ていたのに

その時の写真のパパは

そんな兆候は1ミリも見えませんでした。



それなのに癌と分かった時には

すでにステージ4ってなんなの。。。



パパが亡くなってから

空を見上げることが多くなりました。



人は亡くなると天国に行くって

天国は空の上にあるって

誰が言ったの?



だからいつも空を見上げて

パパに話しかけちゃうんだよね。。。