いつも拙いブログを読んでくださり

ありがとうございます。



今は胆管がんで亡くなったパパの

闘病生活を振り返って

その時々にふと思い出した事、

残された家族の思いなどを

綴っています。



昨日は久しぶりに娘と愛犬を連れて

少し遠くまでドライブに行きました。

お天気が良くてドライブ日和でしたが

同時に花粉症日和でもあり

途中でこんな日に出かけた事を

後悔しました😭



一応花粉の少ない方へ

出かけたつもりだったんですけど…



出かけたのがもうお昼近かったので

途中のSAでスタバのフラペチーノと

軽食を買って食べました。



ここ…



パパが胆管がんで亡くなる3ヶ月ほど前に

家族で来た最後に遠出した場所です。



何度も何度も来た場所

スタバのテラス席から湖が見える

素敵な場所です。



あの時からもう2年か…

普段は忘れているけど

こうやって思い出の場所に来ると

自然と思い出してしまいます。



あの頃は

腫瘍マーカーが上がり始めて

その原因をつきとめる為に

検査を始めたのですが



造影CT→MRI→普通のCT

これだけ撮っても悪いものが…

悪いヶ所が何も見つからず

ただ時間だけが過ぎていた頃です。



パパはきっと不安だったと思います。

私は不安と言うよりも

苛立ちの方が強かったです。



これだけ検査して

なんで原因がわからないのと…



そんな時でもパパは

とても冷静で普通に毎日を

過ごしていました。

仕事もちゃんとしていました。



朝のミィーティングでは

常に自分の病状をスタッフに伝え

治療に来る患者さんにも

「きちんと来ないと

診てあげられなくなるかもしれないよ」

そんな事も伝えていました。



本当に気持ちの

強い人だったと思います。



知り合いの診療内科の先生も

「ご主人は強い!」

「本当強いなー!」



「普通、癌だとわかっただけでも

メンタルやられてしまうのに

こうやって仕事もして…」

「僕も見習わないといけないなー」



こんな事を

時折言ってくれました。



でももしかしたら仕事をする事で

気持ちを保てていたのかなとも

思ったりしています。



パパの心の中まではわからないけど

それがあったから

強く生きられたのかな。



私に癌と向き合う事を…

死は怖くないと言う事を…

教えてくれた人でした。。。




【胆管がんだったパパの経緯】


2019年(令和元年)9月末に

パパは体調不良を訴え

胆管がんだとわかりました。

正確にはほぼ胆管がんだろうと…



なぜなら手術前の検査では

癌細胞は見つからなかったからです。

ですが検査結果や症状などから

胆管がんだと…



はっきりわかったのは

手術で取った細胞を病理検査に出して

ようやく胆管がんと確定されました。



2019年12月に手術

退院後数日経って腹膜炎をおこし再入院

完全退院は翌年2020年(令和2年)の1月末頃でした。



その後は予防的抗がん剤を経て

2020年7月より定期的に経過観察をしながら

平穏に暮らしていました。



ですが同年12月に腫瘍マーカーが

上がり始め

2021年(令和3年)2月より上昇原因を探す為

造影CT→MRI→CT→骨シンチを経て

ようやく骨転移がわかったのは

同年4月初旬でした。



その後すぐに肝臓の数値が上がり始め

同月に胆管がんの再発がわかりました。



しかしながら

抗がん剤や放射線治療をするには

肝臓の数値が良くならないと

出来ないと言われ



その間にも腹水、胸水が溜まり始め

なんとか対処しながら

肝臓の数値が良くなる事を

祈っていましたが

同年6月…

パパはこの世を去りました。



同じ胆管がんで闘っていらっしゃる方々に

いろんな事を伝えていきたいと思い

始めたブログでしたが

手術から一年半の短い闘病生活でした。