野村総合研究所(NRI)によると、
ブルーオーシャン戦略とは、「競争相手の少ない市場」または「競争相手の存在しない市場」を開拓して、利益の最大化を目指すビジネス用語である。
画像はQBハウスの店内
「ブルー・オーシャン戦略は、従来存在しなかったまったく新しい市場を生み出すことで、新領域に事業を展開していく戦略だ。
新市場を創造することにより、他社と競合することなく事業を展開することが可能になる。この概念は、W・チャン・キムとレネ・モボルニュによって提唱された」
競争相手の少ない市場を「ブルーオーシャン」、競争の激しい市場を「レッドオーシャン」と呼びます。
主に、ビジネスシーンにおけるマーケティング手法のひとつとして使われる。
他社との差別化や低コストを同時に実践し、高価格で高利益なビジネスを実現できることがブルーオーシャン戦略の特徴だ。
「競争相手のいない市場」と聞くと、ゼロから新しい商品やビジネスモデルを作ると思われがちであるが、実はそれだけがブルーオーシャン戦略ではない。既存の事業でも無駄なものを排除、付加価値をつけることなどで、ブルーオーシャン戦略を行うことが可能である。
ブルーオーシャン戦略には、コストを抑えながら他社との差別化を行えるというメリットがあった。
未開拓市場でビジネスを展開することにより他社との競争が不要となるため、価格競争に巻き込まれずに利益を得やすい。
レッドオーシャンでは、競合が多いため価格競争と顧客の奪い合いによる消耗戦が起こりやすいが、ブルーオーシャンなら激しい争いになっていかない。
ブルーオーシャン戦略の成功例としては、QBハウスがある。
この新タイプの理髪店は、登場するや否や日本市場を席捲し、海外店展開までも成功している。
「10分、1000円、カットのみ」という謳い文句に支持を集め、従来からの個人経営の理髪店を排除しているのだ。
私は、次に起こるのは「葬儀業界」だと考えている。
コロナウイルスによる感染拡大は、この業界も打ち砕いてしまった。今や「家族葬」が当然のようになっている。
大型イベントは、頭の痛いことになっている。