広島選挙区の河井あんり議員の選挙違反問題は、ようやく地元広島でも収束している。
河井夫妻選挙違反事件とは、2019年7月21日の第25回参議院議員通常選挙の広島県選挙区で河井案里が初当選(その後当選無効)した背景に、衆議院議員で元法務大臣の夫・河井克行と共謀して大規模な買収が発覚した事件である。地元広島では、連日にぎやかに紙面を飾っていた。
国政と県議会ではレベルは異なるが、私は河井夫妻報道の度に、2014年に度肝を抜かれた「野々村竜太郎」元・兵庫県議の号泣会見を思い出していた。その破壊力たるや河井夫妻に匹敵するほど。
私は、この野々村竜太郎の出現で、あの杉村太蔵は終わった、と一人思った。
今頃、彼は何をやってどこで暮らしているのか。
不幸にして年収の少ない人は選挙に出るべきではない、と思う。憲法違反を承知の上で主張するのだが、議員歳費は、高収入であれば支給されなくても生活は成り立つのではあるまいか。
その1500万円の議員歳費に加えて、600万円の政務活動費を渡している。結局、多くの議員は使いきれずにカラ出張や、切手のから購入を繰り返している。
政治家は、全員聖人君子であれ!と、言うつもりはない。ただ、ハッキリと説明責任を果たして欲しい。