黒人公民権運動の活動家で、いずれも暗殺されたメドガー・エバース、マルコムX、マーティン・ルーサー・キングの3人の軌跡を通して、アフリカ系アメリカ人の激動の現代史を描き出したドキュメンタリー。
2016年製作/93分/アメリカ・フランス・ベルギー・スイス合作
監督:ラウル・ペック
ナレーション:サミュエル・L・ジャクソン
原題:I Am Not Your Negro
配給:マジックアワー
公民権運動家だった作家ジェームス・ボードウィンの未完の原稿『Remember this House』を基に映画化され、彼の盟友で若くして暗殺された公民権運動の指導者メドガー・エヴァース、マルコムX、キング牧師の生き様を追いかけていく。
60年代の公民権運動から、現在もなお続いている黒人差別の問題に至るまで、アメリカの黒人差別と暗殺の歴史に迫っている。
作品は、第89回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた。
日本では山形国際ドキュメンタリー映画祭201のインターナショナル・コンペティション部門で上映され、優秀賞を受賞。
米軍の車に乗せられ登校する黒人の子供達の後、「黒人と同じ学校に行かない」「僕たちの学校に黒人を入れるな」と書かれたプラカードを持た白人少年。
そして、1957年アーカンソー州セントラル高校、1人の黒人少女が高校に初登校する際に、白人に唾を吐かれ、嘲笑されながらもシャーロットは歩きます。
誇りと緊張、苦痛の表情を浮かべている。
ボードウィンは語rのだ。憤慨し憎しみと同情にかられ、恥ずかしくもなった。
その晴れた午後フランスをボードウィンは立ち上がるのだ。
責任を果たすべきだと決意した日でした。
あなたがコロナ感染に抗議したいのなら、ぜひこの作品を観て欲しい。