陸自の歌姫「鶫真衣」を知っていますか。
彼女は、陸上自衛官で、陸上自衛隊中部方面音楽隊所属のソプラノ歌手である。
中学時代にNHK番組『おかあさんといっしょ』の「うたのおねえさん」にあこがれ、声楽を始めた。
石川県立金沢辰巳丘高等学校卒業、国立音楽大学音楽学部演奏学科声楽専攻卒業、洗足学園音楽大学大学院修了。
串田淑子、澤畑恵美、中村智子、ウーヴェ・ハイルマンに師事し声楽を学ぶ。
大学院時代に海上自衛隊東京音楽隊の定期演奏会で三宅由佳莉の歌唱に触れたこともあり、自衛隊のボーカリストに応募、2014年3月、中央音楽隊所属の松永美智子（共に自衛官候補生で入隊）とともに陸自初の声楽要員として採用された。入隊後の陸士から、鶫が先に陸曹へ進んでいる。
プロ野球の国歌斉唱、西日本各地で音楽隊の公演を重ねている。
神戸新聞によると、配属以来その歌声で演奏オファーが殺到している。
2016年12月に『ソプラノと吹奏楽のための 万葉讃歌』でCDデビューした。
2018年6月7日付けのスポーツ紙では「AKB48の「365日の紙飛行機」を歌った鶫の動画が126万回再生され、レコード会社からCD制作のオファーを受けるなど、三宅と二分する人気となっている」と報じられた。
2018年6月27日に、アルバム『いのちの音』でメジャーデビューを飾った。このアルバムで、鶫だけでなく中部方面音楽隊もメジャーデビューを果たした。
これにより、7月9日付のオリコン週間アルバムランキングのクラシック部門で初登場1位を記録している。
2018年10月14日、内閣総理大臣が陸海空自衛隊員を閲兵する中央観閲式で君が代を独唱した。
中部方面音楽隊（伊丹）からの起用となった。
2019年5月29日に第2弾のアルバム『ハレオト～こころが晴れるうた』を発売。邦楽カバー曲と鶫自身の作詞によるオリジナル曲を収録する。
2019年7月19日に第3弾のアルバム『千年のいのち-さくらのうた』を発売。表題曲の他、アメージング・グレース等全曲に鶫のボーカルが入る（ナレーション曲を除く)。
2020年6月3日に第4弾のアルバム『そして、未来へ』を発売する。
自衛隊といってもその仕事は多岐にわたる。
災害時の救援以外にもさまざま活躍している。さらに今年6月からは、大規模ワクチン接種にも協力している。
陸自の歌姫「鶫真衣」を今後も応援したいと思う。