これに続く言葉は、楽観により熟し、陶酔とともに終わる、である。
コンセンサスを重視する日本人は、投資判断にも周りのムードに左右される。
同調圧力が強い社会で個人の行動が規制を受ける。それは評価すべき社会を形成する要因であるが、こと投資に至っては欠点でもある。
棒グラフは、外人投資家の動向を示している。大きく売り込まれた後で株価は怒涛の上昇を示している。
株で損をする人は、決まって逆の行動を取っている。理屈では理解できても実際にはそれができない。
基本的に、生活費で投資するのは御法度だとされるのはそのためである。
余裕資金で投資をしなければすぐに心の余裕を失うからだ。そうなると、たぶんノイローゼになる。
一番良いのは、仮想取引を積み重ねるか、失敗してもビクともしない小資金で始めることだと思う。
未経験なのに、いきなり退職金で投資を始めてしまうのは、自殺行為に近い。
また、ネット上の情報には詐欺師が獲物を狙って待ち構えている。
およそ濡れ手に粟といった行幸に遭遇することはまず無いといっても良い。
FX投資で失敗、あるいは株式で失敗して、電車に飛び込んで自殺した例がネットで検索できる。
投資詐欺に嵌められた例は枚挙に暇がない。