合衆国政府に処刑された初めての女性---「メアリー・ラサット」リンカーン暗殺の罪と罰 | ブロッコリーな日々

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アイドルマート下花店店長の落書き

合衆国政府に処刑された初めての女性

---「メアリー・ラサット」リンカーン暗殺の罪と罰

2011年製作/アメリカ
原題:The Conspirator
配給:ショウゲート

監督:ロバート・レッドフォード

主演:ジェームズ・マカボイ

 

リンカーン大統領暗殺の罪に問われ、アメリカ合衆国政府によって処刑された初めての女性メアリー・ラサットの隠された真実を描く。

南北戦争終結直後の1865年、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンが暗殺される。

 

犯人グループはすぐに捕えられ、犯人一味にアジトを提供したという理由で、下宿屋を営む南部出身の女性メアリー・サラットも逮捕される。メアリーの弁護を引き受けることになった北軍の英雄フレデリックは、メアリーがある秘密を守るため自ら犠牲になろうとしているのではないかと考えるが---

時は南北戦争末期。

アメリカではじめて女性の死刑囚となったメアリー・サラットと、彼女を弁護する若き弁護士の姿を描いている。

下宿屋を営んでいた彼女は、リンカーン大統領暗殺事件に関わっていたとされ逮捕される。

政府の報復として民事裁判ではなく、なんと軍事裁判にかけられるのだ。

 

一方、北軍の大尉として勝利したエイキンは、南部出身のメアリーの弁護をしぶしぶ引き受ける。

戦時であっても民間人は民事裁判で公平な判断のもとに裁かれるべきだと訴える。

やがてエイキンは、矢面に立たされながらも、メアリーを救いだそうと奮闘する。

 

権力は、都合の悪い事を隠したがるものだ。

見逃した人には激しくおススメ。