世界はルワンダを見捨てた?---「ルワンダの涙」の悲劇 | ブロッコリーな日々

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アイドルマート下花店店長の落書き

世界はルワンダを見捨てた?

---「ルワンダの涙」の悲劇

2005年イギリス・ドイツ合作

 

ルワンダの首都キガリの公立技術学校で起きた虐殺事件が題材だ。

原題は「Shooting Dogs」国連軍の兵士が発砲を禁じられ、腹立ちまぎれに犬に向けて

銃を放ったというところから付けられた。

1994年にアフリカのルワンダ共和国で起こった民族大虐殺。

 

この悲劇を目の当たりにした外国人たちの視点で捉えた社会派ドラマだ。

当時、現地を取材していたイギリス国営放送BBCの記者デビッド・ベルトンの体験を基に、

「メンフィス・ベル」のマイケル・ケイトン=ジョーンズ監督がメガホンを取った。

 

国連さえも目を背けた虐殺の真相と、極限状態の中で究極の選択を迫られる人々の姿を生々しく描き出している。

フツ族が学校になだれ込み、児童数百人を含む2千人以上を虐殺した。

 

惨劇の発端となったのは、1994年アフリカ・ルワンダで起きた2つの民族対立である。

国連は、平和維持部隊を派遣していたが、自国が紛争に巻き込まれるのを恐れて兵力を削減する。

さらには任務を外国人の避難に限定したのだ。

 

結果として100万人前後が犠牲になった。そもそも二つの対立する民族間には、宗教、言語、文化の差異はなかったのだ。

 

戦後のわが国では、隣の韓国・北朝鮮の存在があり、微妙な外交問題を抱えているが、幸運にもルワンダのような武力衝突がない。

平和ボケとは、よく云ったものだ。。

 

見逃した人には激しくおススメ。。

コロナ・ウィルスを警戒して、家の中で平和を考えてみよう。。