呪われた"探偵物語"松田優作の無念
話題になった探偵物語のコスチューム。
このモデルとされた現実の事件がある。
1979年1月26日、大阪・住吉区で発生した「三菱銀行猟銃強盗人質事件」である。
犯人の「梅川昭美」は、駆け付けた警官を射殺、さらに行員を殺害して立て籠もった。
彼は、事件発生の42時間後に狙撃され、逮捕された。
探偵物語のコスチュームは、彼をモデルにしたとの都市伝説が根強い。
確かに似ているし、よくコーディネートされている。
だが、主演の松田優作は、このドラマ放映後に膀胱がんを発症する。
彼は「ブラックレイン」には痛み止めの注射を打ちながら撮影に臨んだ。
公開時、松田優作の演技は「鬼気迫る」として絶賛された。
松田優作のがん発症は、モデルとされた「梅川昭美」の呪いだったかもしれない。