大ヒットアニメ「コードギアス・反逆のルルーシュ」
米国人がカチンときた「反米テースト」に溢れている。
もちろん、この作品はSFファンタジーに過ぎない。目くじらを立てるほどのことでもない。
だが、これはイスラム圏ではない、同盟国の日本で作られた。
ざっと物語を振り返っておく。
現実とは異なる歴史を辿った架空の世界において、世界の3分の1を支配する超大国「神聖ブリタニア帝国」に対し、一人の少年が野望を抱き戦いを起こす物語だ。
舞台は、神聖ブリタニア帝国の植民地とされ、呼称が「日本」から「エリア11」に、「日本人」から「イレヴン」と変わった近未来の日本だ。
主人公「ルルーシュ」は、母の復讐と妹の未来のため、いかなる手段を使っても帝国への反逆を遂行する。
店長の私は、敗戦後の「日本で一番長い日」を想起したのだ。
太平洋戦争で政府はポツダム宣言を受諾した。そして無条件降伏を宣言する。だが、この決定に反対する青年将校たちが反乱を企てる。テロ殺人も起きたのだ。
日本を未だに独立国ではない、とする「民族主義」は命脈を保っている。
SFロボット・ファンタジーをそこまで深読みするのは避けたいが、反米ナショナリズムの発露であることは
明白だと思う。