お茶目な緒形拳に救われた---「大竹まこと」の失敗 | ブロッコリーな日々

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アイドルマート下花店店長の落書き

今や多方面で活躍する「大竹まこと」

彼が、駆け出しの頃に、

映画「八甲田山」にエキストラで出場したころである。

 

休憩中、ある役者さんが立ち小便をしているところに出くわした。

極寒での撮影が続けられていた。

彼は、その俳優を誰とも分からずいたずらでその場に押し倒してしまった。

『ヨッ、寒さで縮み上がってんじゃないだろうな!』と云うなり、突きとばしたのだ。

 

近くに居たエキストラの先輩は驚いて、『バカ!あの人は緒形拳さんだぞ!』と一喝した。

『えッ-!~緒形拳さん⁉』

驚いたのは「大竹まこと」もいっしょだった。

どのように「詫び」をいれようかと思案していると、緒形拳がそばに寄ってきた。

 

彼は、「大竹まこと」の頬っぺたを抑えて、

『も~何やってんだよ~。芸能界で凍死させちゃうぞ、( ̄∇ ̄;)ハッハッハ』

と、笑いながら叱ってくれたという。

 

緒形拳には、お茶目な一面もあったのだろう。