野久保直樹の無念
「羞恥心」というユニット名は、以前なら考えられないネーミングだった。
彼らはあっという間にブレイクし、またあっという間に内部崩壊した。
それぞれが異なる事務所に所属するので、ギャラも同一ではなかった。
これが内紛のタネになってしまうのだ。
ある日、上地雄輔の給料を耳にしてしまった野久保直樹は、『なんで、あいつの方が』と、激高する。
たぶん、その差の大きさに我慢ならなかったのだろう。その怒りをブログにUPしてしまった。
あまつさえ、彼は独立を匂わせてしまったのだ。驚いたのは所属事務所であった。
そして、契約トラブルに発展したのだ。それを受けて羞恥心は活動休止に追い込まれた。
だが、他のメンバー「つるの剛士」も「上地雄輔」も困らなかった。二人は地力を付けていたからだ。
一人で不満をぶちまけた野久保直樹だけが困窮する皮肉な結果になった。。。