セーラー服と機関銃
1981年の角川映画ヒット作品
四人しか子分のいない小さなヤクザ、目高組。
その親分が跡目は血縁者にと遺言を残して死んだ。
その頃、女高生の星泉は、成田空港の前で車に轢かれて死んだ父・貴志と火葬場で最後の別れを惜しんでいた。
泉が帰りかけたとき、中年の男が父の遺骨に線香をあげていた。泉の母はずっと昔に亡くなっていた。
泉がマンションに帰ると、マユミという女がいた。彼女は「もし自分が死んだら泉をよろしく」という父の手紙を持っていた。
フーテンの様な格好のマユミはとても父の愛人には見えないのだ。
翌日、黒いスーツを着こんだ大勢の男たちが学校の前に並んでいた。泉は校門に向った。
すると、あの火葬場にいた男が歩み出て「星泉さんですね」と言う。佐久間というその男に汚ない事務所に連れていかれた泉は、そこで、目高組四代目組長を襲名してほしいと頼まれた。
佐久間の話では、親分の遺言通り血縁者を探しあてると、事故死したばかりだった。それが泉の父だ。
だから、跡目は血縁者の泉に回ってきたのだった。かたくなに拒否した泉だが彼らの熱意にしぶしぶ承諾してしまう。
目高組は佐久間の他に、政、ヒコ、明の三人しかいない小さなヤクザだ。
その日から、泉は佐久間に連れられ大組織の組長、浜口のところへ挨拶に行った。可愛い組長に浜口は驚くと同時に笑いだすが、佐久間は大真面目だ。
数日後、泉のマンンョンが何者かに荒されていた。そこへ、黒木と名乗る刑事がやって来た。黒木は『泉の父の死は、麻薬の密輸が絡んでおり、そのために部屋が荒らされたのでしょう』と、云う。
その日から数日後、組の事務所の前に組員の死体が投げだされていた--
彼女が機関銃をぶっ放すシーンが話題になった。
この作品は大ヒットとなるが、彼女は人気女優の座を不動のものにする。。