この偉大な作詞家を知らなくて「おふくろさん」は歌えない---森進一の勇み足 | ブロッコリーな日々

ブロッコリーな日々

アイドルマート下花店店長の落書き

森進一が自身のヒット曲を歌ったのは、2006年の「紅白歌合戦」である。

彼は、イントロ前に独自の台詞を添えた

「---いつも心配かけてばかり---」

観衆の誰もが酔いしれたはずであったが、たった一人その歌い出しに苦虫を噛みしめた人物がいた。

誰あろうこの歌を作詞した「川内康範」先生である。

なんと、森進一は、台詞を追加する旨の許可を川内康範に取っていなかったのだ。

先生は激怒して「もう、森には歌わせない」との声明を発表した。

 

森進一は、あわてて謝罪したが、現在まで先生の怒りは解けていないそうだ。

 

おそらく、作詞家にとって、生み出した「歌詞」はわが子のように可愛いものなのだ。

だから大物歌手といえど勝手な改ざんや補足などは「もってのほか」だったのだろう。

 

店長も非は森進一にあったと思う。

一方の川内先生であるが、手掛けた脚本も評価を受けている。

 

例えば「愛の戦士レインボーマン」であるが、これがすごいのだ。

地上波で再放送は不可能とされる。

差別用語が多く、宗教色が強く、PTAならずともドン引きしてしまうのだ。