出展まとめ on Designer's Fes Vol.4 | Early2のブログ

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彫金で頑張りたい人の為のブログ。
買う専門の人には退屈ブログ。

Designer's fes Vol.4に出展してきました。

その模様を忘備録を兼ねて書いてゆきます。

出展を考えておられる方はご参考ください。

 

※私と同じ彫金家向けに書いています。

 

 

What is Desiner's fes

まず知らない方は予備知識です。

 

 

 

彫金家には不向き(条件付き)

 

全てではありません。

 

私のようなフィギュラルな造形は若年男性層がメインで、

このような所謂「マルシェ」的な催し物は

主婦・年配女性層がメインです。

主催者も女性であるケースが多いのではないかと思われます(未確認)。

 

道は二つです。

 

 

A.諦める

 

賢い人は撤退も早いものです。

決断はお早めに。

 

 

B.寄せに行く

 

現実的にはこちらかと。

 

Designer's fesに限らず、

マルシェには育児の合間に作った小物類を売る人も多いです。

需要がそういう感じだと、

おのずと運営する側もそれに合わせてパッケージイングするので、

供給側も引っ張られて、

主婦層や手作り感の強い小物を好む人が集まります。

 

そこで売るためには

そこの空気感に沿った彫金にしなくてはなりません。

 

具体的に言えば、

アイテムの価格は5,000円以下にしましょう。

マルシェに出展する人たちは1,000円~2,000円程度が多いように思われます。

 

そもそもシルバーという高価なマテリアルは合わないのです。

真鍮にグレートを落としましょう。

幸い、真鍮はお手頃なのにダサくない、

というイメージが定着しているようです。

というか、先人たちの努力の賜物でしょうが。

 

嫌ですか?

だったらAに進みましょう。

 

 

答え:安いは正義!

 

なぜ人は安いものを買いたがるのか。

リスクが少ないからです。

 

例えばあなたがゴミ箱A1,000円とゴミ箱B500円で悩んでいたとして、

悩みすぎて訳が分からなくなってしまったけれど

ゴミ箱は必要なので絶対に買って帰らなくてはいけないとすれば

Bを買うのではないでしょうか。

 

Aを買って失敗だったとしたら最悪の選択ですが、

BならばAが良かったと思いはするものの、

使えなくはないゴミ箱で

最悪だったかもしれない未来を

(とりあえず)避けることは出来たと思うからです。

 

確かに、と思ったあなた。

騙されやすいので注意です。

 

余談でしたが、

上記に近いマインドを持っている人が大多数かと思われます。

安いことは大きな価値判断の一つです。

素材の良さや作りの細かさなど、

安さに比べれば霞んで見えるほどわかりにくいものです。

(個人の感想です)

 

 

安さに自分を合わせろ!

 

まとめます。

まず価格を揃えます。

指輪なら1500円、

バングルなら3000円、

イヤリングならペアで2000円

など。

それから、その価格で作れるような素材選びをし、

その値段で売れるように生産スピードを上げ、

自分が作れるベストの速さで精度を上げていきましょう。

 

ポイントは、全て高品質にしようと精神と時間を使うのではなく、

ある程度頑張りつつ、

多少の不良品が出ようとも

ストレスなく長い時間作り続けられるペースを見つけていきましょう。

 

いい物ができても悪い物ができても、

結果だけしか見られないわけですから

自分をいたわるのが最も大切です。

 

 

以上です。

Designer's fesには具体的にそこまで触れませんでしたが、

言わんとすることは察してください。

 

Designer's fesの代表さんとは

挨拶回りに来てくださったり、

イベント後にお話もしましたが

出展者の選定には心を砕いているご様子でした。

悪い人ではなさそうです。

 

 

こぼれ話ですが、

近隣の方のお宅にはフライヤーがポスティングされていたそうです。

そのフライヤーが白黒コピーだったので、

恐らくは外注ではなくボランティアスタッフの足で回ったものと思われます。

頭が下がります。

 

Designer's fesの出展料は4500円でした。

屋根付き、

駅構内、

上階は図書館など

立地を考えればかなり良い部類だと思います。

野外出展は寒かったり暑かったり、

蚊に食われたり日に焼けたり、

テントが必要だったり天候を気にしたり

などなどあります。

 

長くなりましたが参考になれば幸いです。