今の考えと同じなので、再掲します。
いろいろ記事を見ていると、FIREを誤解している人が多い感じがします。
言うまでもなく、大前提は、生涯にわたり経済的自立です。
これができない人は、働いて金を貯めて、生涯経済的自立ができる目途が立つまで、FIREをしてはいけません。
早まってFIREしたばかりに、セミリタイアと称して(本人はかっこいいと思っている感じだけど)、働かなければならなくなりますよ。
考なくてもわかりますが、時々働くってパートタイム労働が大部分だと思いますけど、正社員時代よりメチャクチャ低い時給で、そのため、より長時間働かないと正社員時代ほど収入はもらえなくなります。
せっかく時間を自由に使えるからセミリタイヤしたけど、結局、正社員時代より長時間労働で時間拘束されて、自由な時間は正社員時代より短くなる感じです。
あと、早期退職して、時間を持て余すから、一生懸命趣味を見つけ出そうとするのもどうかなあって思います。
私自身の経験から、仕事って趣味みたいに辛い面もあるけど面白いものと思っていました。
楽しみながらしかも十分なお金がもらえるので、私は入社して早期退職するまで、仕事を本当に楽しんでいました。
早期退職したのは、個人的な事情でこれまでの様に自由に仕事ができなくなってきたのと、その状況下で見つめ直して、やるだけやって楽しんだからもういいかなあ、と思ったからです。
当然、その早期退職の決断に当たっては、経済的自立を達成しているという確認はしました。
FIREして8年ほど経過しましたが、毎日、暇って感じることはほとんどないです。
家事全般(最近は家政婦さんに来てもらっていますけど)、資産運用(ほとんどは画面に映しているだけですけど)、海外旅行(ここ4年間は武漢ウィルス禍で行けていませんけど)、食べ歩き、キャンプ、等々、趣味の様に、楽しんでいます。
楽しんで物事をしていると時間の経過を意識しませんね。気づいたら就寝時間になっていたという感じです。
FIRE後の生活水準も、金額的には現役時代の生活費額を想定していますので、案外余裕でいろいろなことができます。ただ、お金を無限に持っているわけではないので、浪費は当然しませんよ。
嫌だから仕事を辞めても良いけど、FIREと称するのなら、生涯働く必要のない資産を持って、辞めるべきです。
FIREブームに乗ってFIREしても、一生働かなくてもいい資産のない人にとっては、FIRE後は現役時代より低水準生活が待っているだけだと思いますよ。