オルカンとかS&P500のインデックスファンドが超人気ですけど、アクティブファンドのお話です。
まあ素人投資家はスルーしていい分野です。
投資信託を利用する上で参考にすべき集計の一つとして、SPIVA®日本スコアカードがあります。
このSPIVA®日本スコアカード、2002年から更新が続いています。
以下の図は、2023年10月のものです。
注)出典:SPIVA®日本スコアカード
何年運用しても、日本のほとんどのアクティブファンドは、インデックスファンドを上回れないということを示しているデータです。
どの年のデータもほぼ同様な傾向です。
多くのファンドマネージャーが目標に掲げるウォーレン・バフェットさんも2017年の株主への手紙で以下で述べていますね。
「ウォール街の運用会社は数兆ドルの資金を運用しており、高い運用手数料を得ているが、利益を享受しているのは主に運用マネジャーであり、顧客ではない。大手投資家や小口の投資家はともに低コストのインデックスファンドを活用すべきである。」
運用成績と手数料を見ても、状況は日本も同様ですね。
日本の一般投資家から運用成績に見合わない高い運用手数料を得て、実際の運用成績はインデックスファンドに劣るので一般投資家の利益を減らす一方、そのファンドマネージャーだけがファンド資産残高に基づく高い手数料を取り、分不相応の利益を享受している感じです。
ネットで大口をたたいている元ファンドマネージャーの現在の生活は、一般投資家から利益を分不相応にむしり取った結果ある印象を持っています。
っという意味で、インデックスファンドに比べ低運用して、得るものだけはさっさと得たのにも関わらず、よく元ファンドマネージャーと名乗る勇気があるなあ、その厚い面の皮だけは褒めましょうっという気持ちです。
最近、流行りのAI投資と謳っているアクティブファンド多くありますよね。
AIといってもアルゴリズムは元はと言えば人間が作ったものです。
私は興味がないので調べていませんが、その運用成績、インデックスファンドに比べ、大丈夫ですか?
まあ、アクティブファンドのビジネスモデルを変えなければこういう因習は治りませんね。
それには、皆でアクティブファンドを買わないこと、そしてアクティブファンド自身に分不相応な高い手数料を改善する自浄作用を働かさせること、が一番です。
一例として、目標インデックスを上回る部分に対して3%の手数料を取るとかが良い感じです。マイナス運用の場合は当然手数料はなしです。お金を出してリスクを取っているのは投資家ですからね。
運用成績が悪い=投資効率が悪い、ですから、誰も進んでそんなアクティブファンドを買わないでしょうけどね。
興味本位で買ってもGPIFのポートフォリオのように、投資額の1%未満がよさそうです。
っという私は、現時点で1つだけアクティブファンドを持っていました(-_-;)。
ーPBR1倍割れ解消推進ETF (2080)
2023年9月運用開始で、現時点で1154円。15.4%の上昇です。
運用手数料は0.99%です。
案の定、この間、TOPIXは20%以上上昇し、私の持ち株の日本株で構成する運用手数料ゼロの私設アクティブファンドは途中の配当利益を除き30%以上上昇しています。
手数料差をものともしないこの運用成績の乖離は、このファンドが日本株全体ではなくPBR1未満の株に限定して投資するファンドだからで、ある意味、私自身の目論見が現時点で外れているというのが正しい解釈です(-_-;)。
これはこれで、悲しいですw。