資産運用の世界では、10年を長期と呼ぶようですけど、個人の資産運用は20年を目途に考えたいですね。10年国債は長期国債とも呼ばれています。まあ言葉の定義はどうでもいい話です。

 

新しいオルカンのファンドが出るようです。

日興AM、最低コストのインデックスFを設定へ=信託報酬を0.05%台に半減

 

今現在は、純資産及び信託報酬、あるレポートによるとトラッキング率も「eMAXIS Slim 全世界株式」の牙城ですけど、新NISAを睨み、信託報酬半減のファンドが出てくるなんて、個人投資家にとってはうれしい環境です。

個人的には、「eMAXIS Slim 全世界株式」が、信託報酬半減以上の追従して、牙城を守ってくれた方が、ファンドの選択をせずにすみます。

純資産も十分にないと償還という悲しい目にあいますし、トラッキングエラー率はファンド運用の信頼性にもつながります。

これらを勘案して、来年から始まる新NISAで何を買い始めるか決めればいいだけです。

 

超長期投資において、個人投資家が気にすべきことは自分の寿命との戦いだけです。

 

 

アクティブファンドは、信託報酬、0.1%というくらいが、自分でリスクを取らず他人の金で勝負している運用関係サラリーマンの適正な手数料だと思っています。ベニスの商人の時代からか、多分もっと前からでしょうけど、そういう人たちの手数料が高すぎです。だから、金の力にものを言わせる品のない金融関係者が多いのだと思います。

 

ただ、数千あるアクティブファンドのうちで10%もインデックスファンドの運用結果を長期的に上回れないアクティブファンドですけど、それなりの存在意義があります。

世の中インデックスファンドばかりだと、不良企業の淘汰が思うように進みませんので、アクティブファンド関係者の目先や中期的な雑音により、不良企業の淘汰を促して行けるということです。でも、そのための手数料1%は取り過ぎです。

また、機関投資家が上記の社会に対する還元や会社関係の付き合いとして、アクティブファンドを利用する分には全く持っていい感じです。

 

 

このブログを書いた後、「eMAXIS Slim 全世界株式」に関する以下の記事を見つけました。

eMAXIS Slim”オルカン“、Tracers対抗の信託報酬引き下げは行わず 「公正な比較対象とならない」

姑息な一部の金融関係者が一般投資家を騙すような感じで、手数料の安さは「指数の標章使用料」の付け替えだったわけです。金融関係者には金融専門家じゃない一般投資家を、投資家の無知に付け込みその勘違いを利用して騙すようなことをする人が多い感じです。

これで、この運用会社、日興アセットマネジメントの信用はガタ落ちです。

大事なお金を信託するに足らない会社です。

こういう会社は自分のしたことを正当化するために今後もこのような信託報酬表記を続けるでしょうし、これにより一般投資家は手数料の横並び比較がしにくくなるので、投資信託の社会に対する組織的犯罪というレベルの会社ですね。

一般投資家が簡単に騙されないよう・誤解しないよう、金融庁がしっかりと監督・指導してもらいたいところです。

皆で、信託報酬とその他手数料の定義づけの明確化を金融庁に直訴しましょう。

そして、一般投資家のためにならないルールの裏をかくようなことをした金融機関は一定期間NISA対象ファンドから外すようなペナルティが必要です。運用会社に対する最大のダメージを与えないと、今後もこのような誤解を招く記述が多くなりますからね。

 

やはり、これまで金融関係者について私が現役時代に受けた印象の通り、自分でリスクを取らず他人の金で儲けている一部の運用関係者は、節操も品もない人が多い感じです。

くわばらくわばら。