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今回から S-ICD 埋め込み手術後の経過について、記録しておこうと思います うさぎ

 

 

 

 手術翌日

 

絶食だった手術当日を乗り越え、翌日の朝からご飯再開です。とにかく体のために、完食を心がけました。

 

朝からじわじわと傷が痛みましたが、処方されたロキソニンを飲むことである程度抑えられました。普通にリハビリもあり、廊下をウォーキング。ただしものすごくヨロヨロで、しかも少し歩いただけで脈が爆上がりしたため、理学療法士さんの判断で早々に切り上げました。。。

 

ちなみに術後からバストバンドなるものを巻いて胸部を圧迫する必要があり、この締め付けも歩く時は特にしんどいです。S-ICD が正しい位置からずれないよう固定するために、一日中装着します。

↑入院中のわかりやすい写真がなかったので、雑に書くとこんな感じ。青が左脇下に埋め込んだ S-ICD とそこから伸びるリード線で、水色のエリアがバストバンド。着物の帯をつけているような感覚

 

重力に影響されないよう横になっておいた方が良いと言われたため、リハビリ・トイレ・食事の時間以外はなるべく横になるようにしていました。なのであまりできることはなかったです...!

 

 

 

 術後2、3日目

 

一日3回食後にロキソニン + 夜中にカロナールを飲むことで痛みを抑え、多少は動けていました。

しかし定期的に左脇下に激痛が走り、そのまましばらく動けない状態になることが。。。

そのことを主治医に伝えると、「その激痛が起こる間隔が徐々に長くなるよ」とのこと。その後、日が経つにつれて確かにそうなっていったのですが、痛すぎて身動きが取れなくなるのはなかなか辛かったです。

 

またこの頃は、腹筋に力を入れるだけでそこそこ痛むので、体を起こしたいときはベッドのリクライニングにとても助けられました。

とにかく単純に傷が痛くて、異物感を感じられる状態ではなく、体に機械が埋め込まれているという実感がまだあまりなかったなぁと思います。

 

この辺りで一度洗髪もしていただきました。まだシャワー NG なのでとてもスッキリしました😭

 

 

 

 術後4、5日目

 

痛みが少しずつ和らいできました。こればかりは本当に日にち薬ですね。。。

一応リハビリで毎日ゆっくり歩くのですが、バストバンドの影響もあって結構すぐに息が上がります。

 

術後に傷が開かないように、ガムテープのような頑丈なテープが左脇下・左胸の広範囲にガチガチに貼られていたのですが、それがやっと剥がされました。ちょっと痒くなってきていたので解放感がありました!

傷自体は引き続きガーゼで保護するため、この時点では自分で直接傷の様子を見ることはできませんでしたが、上述の通りしっかりと保護していただいていたため、傷の状態は良好とのこと。

 

またここで下半身だけシャワーの許可をもらいました。左腕 ( 二の腕 ) はまだあまり上げられなかったのですが、下半身を洗う分にはなんとかなりました。左利きの方はもっと大変だろうなぁと思いました えーん

 

 

なお気持ちの面では、少し浮き沈みが生じ始めました。それまでは痛みに気を取られていたのが、少し考える余裕が出てきたということかもしれません。

気持ちの置き所がわからないというか、先のことややりたいことがイメージできない状態。痛い思いをして体に機械を埋め込んだものの、改めてこれからどういう気持ちで生きていくんだろうなぁ、と鬱々としてきました。

 

ただ、それも段々とどうでもよくなってきて、「明日も生きてたら、明日考えればいいか」と自然と思うようになりました。

 

先々のことばかり気にして生きてきた心配性の自分にとっては、かなり驚きの思考でした。突然の心肺停止を経ることで、圧倒的な力によって考え方をグイッと変えられたような心地です。もちろん今後もずっとその考えが続くかはわかりませんが、この一連の出来事に対するショックが消えてなくなることは、まだしばらくはなさそうです。

 

 

 

ちなみに S-ICD の設定はこの時点ではまだ行われていません。

後日、運動測定をした上で設定してもらう形になります🚶‍♀️