橘玲氏著書への書評第3弾です。

 

読み始めてすぐに驚くのが、私たちが「知っている」日本人像は全く実像と重ならないということです。

 

この図でもっとも目につくのは、日本の「世俗指数」が際立って高いことだ。(132ページ)

 

著書が引用する調査はかなり大規模なもので、この調査結果を否定するのはかなり難しいと思います。

こうなってくると「日本人は空気を読んで行動する」「協調性を大事にする」などの、さも当然の前提のように言われている「日本人論」も疑わしくなってきます。

 

「日本人らしさ」とは何なのか。

 

著者の書籍に頻出する「進化論」なども交えながら、「日本人」や「日本」という国が論じられていきます。

 

これまでの著者からは想像しにくい結末の着地の仕方にやや面食らいましたが、読み進めている間、頭の体操をしながら思考の幅を広げてくれる一冊でした。

 

 

(日本人) (日本人)
 
Amazon