旅先で寝坊の経験をしたことがあるだろうか。

質問の意味が分からない人のために言い直す。

旅先で、空港に向かうためのバスの出発時間に遅れた経験があるだろうか。

僕はある。

というか完全に寝坊した。

空港向けのバスの出発時刻は午前5時5分。
午前4時にかけた目覚ましで起きた僕は
「30分あれば準備できるか」と
思い、目覚ましを止めた。
その後、目を開けると
時計は
午前5時10分を示していた。

飛び起きて、荷物を3分で詰め、
部屋を飛び出した。
フロントには50代くらいの男性スタッフが。
「チェックアウトお願いします」と
鍵を渡すと、フロントの内側には
10個ほどの鍵が置かれていた。
「日本人、何人かまとまってチェックアウトしました?」
「ついさっきバスに乗っていったよ」
バス到着時刻の正確さをこんなときだけ、恨みたくなる。

「寝坊しちゃったんだけど、どうしたらいいですかね」
「タクシー呼ぼうか?空港まで3000円くらいだよ」
「お願いします」

5分くらいしてセダンタイプの車が到着する。
いわゆる白タクだ。
スタッフの知り合いなんだと思う。

「3000円で大丈夫?」
「OK、OK」
ドライバーに確認しておかないと
着いて高額な料金を請求されるのはいやだ。

事前に、西門から空港まで3600円ぐらいで行けると
聞いていたから
決してぼられているわけではない。

少なくとも僕には-タクシー車内

「何で?寝坊したの?」
「そうなんですよ」
「フロントにモーニング(コール)頼まなかったの?」
「自分の目覚ましで起きれると思って」
「早いときはモーニング頼んだ方がいいよ。起きるまでかけてくれるから」

ありがとう、おじさん。
でも、そんなアドバイスしたら
おじさんの稼ぎ、減っちゃうよ。

朝早い出発客用に用意されていたサンドウィッチを食べる。
フロントで買ったミネラルウォーターも少し。
ようやく落ち着いた。

午前6時15分ごろには、空港に到着。
これ以上のトラブルに巻き込まれないよう
早々にチェックインを済ませる。

少なくとも僕には-台湾

ほんとだ。
I Love TAIWANだよ。

これで44時間の僕の旅は終わった。

台湾の人はとても
おしゃべりで
愛らしく
マッサージの力は半端なく強く
親切だった。

またいつか
行きたいな。

今度はモーニングコールをかけて。
再見。

お休みなさい。