お昼に、サンデーコミックスの「月光条例」6巻を購入しました。

車の中で読みながら、声を上げて泣いていました。


僕にとって、藤田和日郎という作家はそういう作家です。

ストーリーテラーとして、最高峰の部類に入る。

という書き方でもまだ足りない。

一番の物語創作者だ。


大げさでなく、この人の作品を家宝にしようと考えています。

読んだこと無い人は「何を言ってんだ、こいつは」という感じでしょうけど(笑)

藤田さんの世界にハマった人は、激しく同調してくれると思います。激しく(笑)


仕事を始めてから、泣いたことはほとんどない。

正確に言うと、3回だ。

はっきり覚えている。

2回は友達と知人がそれぞれ亡くなったとき。

もう1回はある高校生の言葉に心動かされて。

それ以上は覚えていないので、泣いていたとしても

たいした理由ではない、と思う。


学生時代、僕は泣き虫だったので、色んなことで泣いていた。

女の子と別れたとき、高校を卒業するとき、友達と大切な話をしたとき。

仕事を始めてからは、日常に磨耗し、仕事で直面する無数の事柄に

心は麻痺していった。

いつしか、涙は枯れた。


それでも、藤田氏の作品に触れると、心がぽかぽかと暖かくなって

涙がこぼれた。

自分が忘れてしまったものや、見ないようにしていたものを

そっと差し出されて、声を上げた。

日常をやりすごすために、押し殺していた何かが吹き上がる。


自分の大切なものが分からなくなったり、分かっているはずなのに見えなくなったりしたら

氏の作品を手にとって見てください。


まったく持って、宗教の勧誘のようだけれど、

これが宗教勧誘本なら、喜んで入信してます(笑)


「読んだよ~」っていう人、メールくださいね。

僕の周りでは、あまりいないんだけど(苦)