昨日の続き


ロックがあまり好きではないというのはね。


特に昔のロックの話をしているんだけど。


録音技術の問題だと思うんだけど、


今の録音のほうが音の輪郭がはっきりしている。


コンプの発展やマイクの感度向上のおかげだと思う。


そして、はっきり言うとそんなはっきりくっきりした音を浴びて


十代を過ごしてきた。


そうやって来た今、昔の録音を聴く行為は半分は勉強になってしまう。


心の底からは音楽を楽しめない。


「あ、昔の音なんだな」と聴いている音にバイアスをかけて聴いてしまう。


当時の現役世代の人からするとそれは不幸なことで、そんな人たちからすれば


今の音というのは、薄っぺらくやかましい音に聴こえるのだろう。


現実問題として僕はそういう風に育った。


勉強半分で聴く行為は時に辛さを覚える。


「果たして俺は今、幸せなのか」とさえ思ってしまう。


だから、開き直ることにした。


ピンと来ないなら来ない。


来る日までは無理をしない。


僕は僕の聴くべき音楽が存在する、と信じる。


30年経てば、今の新譜も名盤扱いされる。


そんときに、そのCDがいかに凄いかを語り継げばいいんだと思う。


そうやって、歴史は語り継がれていく。


直感で音楽を聴こう。