正観さんによると…。(旅じょうず入門…昭和57年)

 

●旅に出てみないか?

 

 予定していた列車に乗れなくて仕方なく次の列車に乗ったら、ある女性に会い、ついにはその人と結婚したという男性がいる。この男性も、列車に乗り遅れたことをクヨクヨしたり、それに腹を立てたりはしなかった。

 

 旅先ではさまざまな失敗がある。思いどおりにいかないことがたくさんある。そこでイライラしたり、のろったりする人と、それはそれでよし、と笑顔で対処する人には、用意されている結果が全く別なのだ。どんな旅でもいい。全ての旅が、その笑顔が、人生を楽しくする。

 

 旅に出てみないか。

 

 1982年 5月 小林正寛(正観)

 

 

(イラストはネット画像です)

 

 

👣街道をゆく~37 洛北諸道 丹波篠山街道 ~ 本能寺の変、行軍の道(京都府、兵庫県)

   司馬遼太郎 朝日ビジュアルシリーズ👣

 

 

その1 「この村はことごとく鞍馬寺の僧兵の子孫たちといっていい」

 

 私はこの鞍馬山麓の村が好きである。京の市中ではほろびかけている紅殻塗りの格子もみられるし、古い家はどこか優美さをもっている。

 この村はことごとく鞍馬寺の僧兵の子孫たちといっていい。

 この僧兵の村はいまでもそうだが、古来、七つの組で組織されている。大総仲間、宿直仲間、僧達仲間、名衆仲間、脇仲間、大工衆仲間、大使仲間の七組で、とくに大総(大僧)仲間の家の者はいまでも鞍馬の竹伐会とよばれる祭礼のときには僧兵の姿をし、太刀を帯びて出てくる。

 

 

 

その2 「私は鞍馬街道というと、このスタスタ坊主をおもいだしてしまう」

 

 伊勢の御師、空也念仏、高野の聖、それに馬聖ー虚無僧のことーなどが室町期から戦国を経て江戸期までさかんに活躍する。かれらはなにがしかの宗教的行為をすることによって銭や食物を得るのだが、これらのほかに江戸期中期になってスタスタ坊主というのが世の中に群がり出てきた。願人坊主ともよばれた。

 6,7人が、群れをなして歩いてゆく。それもスタスタ歩いてゆく。いでたちは異様であった。頭を向う鉢巻で締めあげ、上半身はハダカである。腰にシメナワをぶrさげている。右手に錫杖をつき、左手に扇子をひらいていた。ふつうはスタスタと歩いている。かと思えば急に声をあげ、どっと駆けだす。急に駆けるというのが、スタスタ坊主のみそらしかった。

「はだか代参代参」

と、口々に叫んでゆくのである。代わりにお詣りするぞ、代わりに寒中行をするぞ、という意味であろう。

 ばかばかしいと言えばこれほどふざけた稼業はない。

 私は鞍馬街道というと、このスタスタ坊主をおもいだしてしまう。

 

 

 

その3 「闇夜にうちあげられた大輪の花火を見るように華麗ではかない」

 

 丹波亀岡(亀山)の城は、その歴史的印象としては闇夜にうちあげられた大輪の花火を見るように華麗ではかない。初代城主が明智光秀であるというだけでなく、光秀が死んでから350余年後に、もう一度むほん人を出しているのである。

 丹後の農家のうまれである出口王仁三郎にひきいられた大本教である。この昭和前期においてもっとも活動的だった新興宗教はこの亀岡の城あとを本部とし、昭和10年に徹底的に弾圧された。

 

 

その4 「本能寺の変はなぜおこったか」

 

 本能寺を襲うということは光秀も当然考えたであろう愚挙であった。なぜならば信長を殺せば織田勢力の諸将の目標になるだけで、諸将が光秀を目標に競って京にのぼりいち早く光秀を討ちとろうとする。その苛烈な競争現象をまねくだけのことであり、ひとのために天下を用意してやるようなものであった。

 

    

 

その5 「霧の日の朝にこの石垣の上に立てば生涯忘れがたい風景になるのではないか」

 

 篠山の朝は寒かった。

 丹波の山波に立ち込める朝霧というのは有名で、丘に立つと霧が谷々をうずめ、あちこちの峰が海にうかぶ島のようになるというが、この朝は霧が立たなかった。

 篠山城跡の丘にのぼった。美祢として桐が城とよばれていたのはおそらく霧が城と呼ぶべきところを、霧の文字を忌んで桐に当てたのであろう。城は雲散霧消などというようなことではこまるので、霧の文字をきらうもののようである。

 しかし現実の城は霧が消えるようにしてなにもなく、ただ石垣と井戸だけが残っているのみである。石垣の上に立つと、この盆地を腕で掻い抱くようにして連山がとりまいている。霧の日の朝にこの石垣の上に立てば生涯忘れがたい風景になるのではないかとおもった。

 

💛篠山城…私もいつぞやの12月の夕方に訪ねたな―。

なつかしい!!いい城址でした。篠山の街もなんかのどかですてきでしたよ。

 

 

⚾プロ野球 3月26日(土)  ソフトバンク 6-3 日本ハム

 

先制ソロを含む2安打2打点の活躍。チームの勝利に貢献した。

栗原陵矢選手ありがとう!

 

 

3月27日(日)  ソフトバンク 6-4 日本ハム

 

初回の2ランを含む猛打賞の活躍。自慢の打棒を見せつけた。

栗原選手、調子がいいじゃありませんか!!

藤井皓哉投手は満塁のピンチをしのいでくれたんですね。

やるじゃありませんか!!ありがとう!!

藤本新監督、なかなか若手を活躍させて、本来のソフトバンクらしいいいチームに仕上げていますね。

 

 

☆大相撲春場所(大阪ですね) 若隆景が初優勝!!☆

 

 福島出身の新関脇!!大きな体の高安を下して、おみごとでした。千代の富士みたいな小さな体で瞬発力があったねー。福島の人々も大喜び!!よかったねー♪

 

 

♪私の好きな歌♪

 

1050曲目  「道標」 福山雅治

 

 紅白の白組最後の曲でしたね。!!「命」をテーマにしたバラード調の曲で自分に大きな影響を与えた祖母への感謝と尊敬を込めた曲だそうです。生きるって大変だけど、淡々と感謝しながら生きることが何よりも尊いですね。

  

 今日も見ていただいてありがとうございます。

土日はゆっくりしていましたが、よく寝れました。

とくに日曜日はほとんど寝ていたかもです。

そういうときは、これから変化があるのかもだそうです。

(ほかの方のブログを見て…)

まあこれからまた異動の季節ですものね。

がんばりましょう!!

 次回は、水曜日にお会いしましょう。

ごきげんよう!またね…♪