正観さんの娘さんには争うという概念がまったくありません。学校に通うようになってからも、彼女には争う、競争するという概念が生まれませんでした。運動会のかけっこはいつもビリ。ある学年の運動会のとき、足のケガで走れないクラスメートがいたので、今年はビリじゃないかもしれない、とひそかに心楽しみにしてました。しかし、けがをしていたクラスメートが転んで走れなくなったとき、この娘さんは自分が走っていた地点から引き返し、その友達の手を引き、ゴールまで一緒に走り、友達の背中をポンと押してゴールインさせたそうです。運動会の会場から割れるような拍手がわいたそうです。結局、この子はまたビリでした。

 正観さんは小・中・高校とずっと努力型でやってきたタイプの人間です。人より抜きんでること、それが幸せへの道だと教えられ、勉強でも仕事でも人後に落ちることをよしとはしませんでした。それが当たり前だと感じていたのです。もしあのまま行っていたらものすごくいやな人間になっていただろうと正観さんは言います。

 しかしここにきて正観さんは考え込みました。
 当たり前のことだと信じていた正観さんの価値体系がぐらつきだしたのです。長女さんの生き方を見ていると、速く走るとか人より先にゴールするという価値観がないのです。足をけがしていたクラスメートが転倒したら、戻っていって助け起こす……、そんな価値観を誰が教えたのか。

 煩悶の末に正観さんは結論を出します。
 どうも娘の生き方の方が正しいのではないか……。この子は人間としてのほんとうに大事な生き方を正観さんに教えにやってきたのではないか……。
 長女の有り様や、クラスメートの反応などを見ていると、長女の存在が、、まるで神様が障害児になりすまして、君の考え方を変えなさいよと正観さんに言いに来たように思えたのです。

 それまでの価値観をガラリ変えさせるような40代半ばのこの出来事は、正観さんにとって「コペルニクス的転回」でした。人よりぬきんでるという価値観から、のちに正観さんの考え方の主柱になる「き・く・あ」(競わない・比べない・争わない)というそれに大転換したのです。

 ☆昨日の私のありがとう☆
その1 陶板浴
 なぜか外は冷え込んでいたのですが、昨日の私の腰はそれほど悪くもなし。夕方整骨院に行くつもりが、ブログ友達さんのtvkatsuさんのあたたかくするといいよというアドバイスが心にのこっていたからか、仕事帰りに陶板浴に行きました。ヘルニアをしたときからの時々のおつきあいです。回数券を買っているので、行きやすいしね。30分くらい陶板の上でポカポカ寝転がっているのですが、これが気持ちよかったです。寒い日にはいいねー。ありがとう。

その2 たくさんの人
 仕事上、けっこうたくさんの人に出会います。なかなか一人ひとりは覚えられないけれど、とってもパワーをもらうの。みんな大切な人。みんなありがとう。一人ひとり出会えてうれしいよ。

その3 すき焼き風煮物
 鍋料理といえば、わたしはすき焼き。小さい頃からわが家はお肉は少ないけれど、焼き肉よりもすき焼き。他の鍋料理はあまり食べなかったな。私も月に1回はすき焼きしますよ。大好き。白菜、玉ねぎ、椎茸、エノキダケ、糸根にゃく、豆腐、ねぎ、砂糖、みりんにお酒にお醤油。あっ大事な牛肉ちゃんを忘れてはいけません。すきやきありがとう!私にとっては、鍋の最強NO1ですよ。