正観さんによると、一般的に「よい子」とは、「先生や親の言うことをよく聞く子ども」のことであり、「悪い子」とは、「先生や親の言うことを聞かない子ども」のことだそうです。「悪い子」は、親にとって不満だったかも知れませんが、親は「安心して死んでいく」ことができます。なぜなら、悪い子は、親のいいなりにならず、「自分の価値観」や「自分の考え方」に従って生きてきた子どもたちだからです。

 また、教育とは「みんなと同じことをする子ども」に育てることではんく、「自分で物事を考え、その結果、自分で自分の行動や生活、生き方を組み立てていけるようにすること」であるそうです。

 我が家の長女、長男は、まあ平均的に多少は難しさもありましたが、一般的なよい子だと思います。反対に次女に関しては、心の病にかかったり、高校も変わったり、親としてみれば、考えられない子どもですが、親の価値観とは違う子どもだなと思います。それでも今は時々学業をしながら、介護施設のバイトに励み、次の進学も彼女なりに考えている。まさしく悪い子だけど、自分なりに考え生きていこうとしている3人の子どもの中では、ずば抜けてたくましさがあるなと考えています。

 次女がどう成長していくのか、今では楽しみでもあります。親はサポートに徹しますが、今は介護施設でお料理を教えてもらい、人生の先輩達、達人からいろいろなことを吸収しています。人生ってどこが修行の場なのか分かりませんねー。学校だけが全てではないですねー。(もちろん学校にも所属しておりますが)