正観さんによると、自分の感情をコントロールできない大人を、こどもは「大人とは認めない」そうです。

 母親のことが大好きな男の子は、勉強もするしお手伝いもしますが、母親のことが嫌いだと、すべて「言われたことの反対」をやります。「こんな母親に好かれたくない」と思っているからです。
 
 好かれていない母親は、今日から正論を言うのをやめた方がいいそうです。好かれていない母親が何を言っても、逆効果です。まずは1年くらいかけて、「好かれる母親」になってから、ニッコリ笑って、「こうしてくれると、お母さんは嬉しい」というと、やってくれるそうです。

 子どもは感情的な母親(大人)を嫌う傾向があります。子どもは、自分の感情をコントロールできない大人を「大人とは認めない」のです。

 母親が自分の感情をコントロールできずに、ヒステリックに起こっているのを見ると、子どもは「お母さんも、僕たち子どもと変わらないじゃないか」と残念に思い、親の言うことを聞かなくなるそうです。

 母親は、子どもに対して、「大人」であることを示した方がいい。何があってもイライラしないで、笑顔を保ち、感情をこんとろーるする、そうすれば男の子は、母親を尊敬し、好きになるそうです。反対に、女の子は、母親をお手本として、母親のココピーとして、育つそうです。

 娘を良い子に育てようと思ったら、子どもに「ああしろい、こうしろ」と言う以上に、自分の行動や態度を見直すことが先決だそうです。

 はー。頭が痛いお話しです。しかし真実かなーと子どもが大きくなった私は今では素直に思えます。なかなか難しいですが、知らないでおくよりは、知って子育てする方が、いいかもしれませんね。夏休み。子どもは天国。親は…。どの家庭も平和でありますように。