おばあちゃんは、ニコッと笑うと
「行ってくるね」
と言い、青いハンカチをひらひらさせた。
そして、ドアがパタンと閉まった。
その間、私は何かが抜けているような…
ただ、閉まった玄関のドアを見つめていた。
でも…ぱっと何かが入ってくるような不思議な感覚があった。
そして…涙があふれてきた。
私は声をあげて泣いていた。
ちこは、私に近づいてきて私に負けないくらいの大きな声で泣いた。
それからどれぐらいの時間が経っただろう…。
ちこはもう泣いていなかった。
私も泣かなかった。
「また…会えるといいな」
ちこがつぶやいた。
無理だってことは、ちこも分かっているだろう。
でも私は
「そうだね…」
と言った。
「あ…皿洗い、まだ途中だった」
ちこは再び皿洗いにとりかかった。
私も、まだ途中だ…。
と言ってぼんやりと片付けていると
卵焼きの乗ったお皿がするっと手から滑り落ちた。
「あっ!!」
ボーっとしていたせいで気付くのが遅かった。
そのとき、ちこが飛び出してきた。
パシッ!
「ふぅ…危なかった」
「ち、ちこ!!ありがとう」
「うん。いいよ」
「ちこ、すごいね。びっくりした!」
「そうかな…。ただこれから頑張らないといけないなと思って気合を入れたの。
そうしたらかおるの声が聞こえて…」
気合…か…。ちこ、本当にすごいな。
私も頑張らないと。
「ちこ、本当にありがとうね」
「うん!!」
「行ってくるね」
と言い、青いハンカチをひらひらさせた。
そして、ドアがパタンと閉まった。
その間、私は何かが抜けているような…
ただ、閉まった玄関のドアを見つめていた。
でも…ぱっと何かが入ってくるような不思議な感覚があった。
そして…涙があふれてきた。
私は声をあげて泣いていた。
ちこは、私に近づいてきて私に負けないくらいの大きな声で泣いた。
それからどれぐらいの時間が経っただろう…。
ちこはもう泣いていなかった。
私も泣かなかった。
「また…会えるといいな」
ちこがつぶやいた。
無理だってことは、ちこも分かっているだろう。
でも私は
「そうだね…」
と言った。
「あ…皿洗い、まだ途中だった」
ちこは再び皿洗いにとりかかった。
私も、まだ途中だ…。
と言ってぼんやりと片付けていると
卵焼きの乗ったお皿がするっと手から滑り落ちた。
「あっ!!」
ボーっとしていたせいで気付くのが遅かった。
そのとき、ちこが飛び出してきた。
パシッ!
「ふぅ…危なかった」
「ち、ちこ!!ありがとう」
「うん。いいよ」
「ちこ、すごいね。びっくりした!」
「そうかな…。ただこれから頑張らないといけないなと思って気合を入れたの。
そうしたらかおるの声が聞こえて…」
気合…か…。ちこ、本当にすごいな。
私も頑張らないと。
「ちこ、本当にありがとうね」
「うん!!」