それは突然にやってきた。


調子が悪かったと言えば調子が悪かったのだけれど、騙し騙し使っているうちに、そういうものだと錯覚していたのかもしれない。


何年も前からDISKは読み込めまかったし、別のものを取り付けていた。

ここのところ、熱を持っていたのも事実である。

動作もやたら遅くなっていた。


そして3日ほど前、『再起動してください』の指示に従い再起動しようとすると、シャットダウンはできたのだけれど、立ち上がらなくなった。

電源が入らなくなったのである。


パソコンに詳しい婿殿に見てもらったのだけれど、再起不能だった。

NECお客様相談室に電話をしたのだけれど、やはり不可能だった。

そして、トドメを刺された。



「修理するにも、もう部品がありませんので・・・」



え~~、まだ購入してから5~6年のはずなんだけれど・・・



それからの行動は早かった。

3時間後には新しいパソコンが我が家に来た。

ともかく、パソコンなしには生活ができないのである。

困ったのは最後にバックアップを取っていたのが2か月も前だったということである。

事務所の経費や我が家の家計簿一切の2か月間が空白となる。

せめてそれだけでも取り出したい。

ワンコロたちの写真もUSBに保存していない。

まずい!

私は命の灯の消えたvistaをパソコン専門店に持ち込んだ。

データだけでも取り出したい。

さすがは専門店である。

きれいに取り出してくれた。

月540円の会員となり、(2年契約)修理代金や取り出し代金は半額となる。

年2回の無料クリーニング付きというものだ。

データ移行代金は5,400円だったけれど、データが消滅することを思えば高い料金ではない。

パソコンはというと、電機量販店に買いに行った。

親切な私の担当をしてくれた店員は、私の使い方をあれこれ聞くや、量販店で買ったほうがいいと言う。

あまりに初心者的な使い方をしているのだろう。



NECお客様相談室は充実していますからねぇ・・・」



などと言う。

そのパソコン専門店ではNECや富士通といったメーカーのパソコンは置いていなかったのだ。

量販店でも迷うことなく5分で購入した。

一目惚れをして衝動買いをしたのではない。

私にこだわりというのが全くないのだ。

色が白と黒の2色しかなかった。



「白は手垢がつきます。

 黒は埃が目立ちます。」



そう言われて黒にしたまでである。

Vistaは白だったので、茶色の手垢で汚くなっていただけのことだ。



そして、今、この新しいウィンドウズ8.1とやらを使いだした。

慣れないパソコンは何とも使いにくいものである。

数年後、ようやく使い慣れたと思ったら、また命の灯は消えるのだろうか。